蕗だわら&亀山レトロな旅

2016年2月4日(木)

車両:BMW R1100RS

走行距離:190Km

カメラ:Nikon D7000

ツーリング好きなライダーなら、 旅の途中に広域農道という文字を見ると心が踊るという方も少なくないでしょう。

 

なぜならば、一般に農道という言葉から思い浮かぶイメージとはちがい、広く道幅をとられたこの道路は、いくつかの農村部を繋ぐ様に敷かれているため、交通量が少ない上にロケーションも良く、大抵の場合気持ち良い走りを約束してくれるからです。

 

三重県の伊賀・名張周辺には、この広域農道を繋ぎ合わせた総延長約90㎞にも及ぶ周回道路があります。その道は伊賀コリドールロードと呼ばれており、その周回道路制覇を目的にツーリングに訪れるライダーも結構いるみたいなので、私も挑戦してみる事にしました。

伊賀コリドールロードにデジタル武装で挑む

伊賀コリドールロード制覇に挑戦した猛者たちのレポートを読んでみると、どうやらこの周回道路は、すべてが広域農道というわけではなく、部分的に国道や県道を使うのですが、その合流や分岐に際しての案内標識などがほとんどないため、かなり分かりにくいとの事です。

 

方向音痴で迷走癖がある私にはかなりハードルが高い道路みたいなので、今回はGoogleマップに伊賀コリドールロードのルート図を作成し、要所要所でiPhoneを使って確認するという方法で走ってみる事にしました。

草ヒロに遭遇!

周回を開始するにあたり、スタート地点を名阪国道の上柘植ICに設定し、そこから時計まわりに伊賀コリドールロードを走ってみる事にしました。

多くのライダーがレポートしていた通り、序盤から長い直線やなだらかで美しい弧を描くカーブの連続で、ツーリングライダーの心を弾ませてくれる光景が続きます。何度もRSを停めて写真を撮りたい衝動に駆られましたが、スタートしたばかりで気持ち良い走りのリズムを止めたくなかったのと、この先にいくらでも撮影スポットはあるだろうという思いもあり、そのままRSを走らせていきました。

 

・・・が、以外に早く、どうしてもRSを停めなければならない瞬間がおとずれました。

なんと・・・いきなり草ヒロ発見です!

シボレー・コルベットスティングレイでしょうか・・・?

見事な朽ち果てぶりです・・・。

 

ちなみに草ヒロとは、草むらヒーローの略らしく、この様に道端で放置されて朽ち果てている往年の名車の事をさすようです。最近はそれらを写真におさめてまわるという人も結構いるみたいで、工場萌えや廃墟マニアの様に一つのジャンルを確立しています。私もその気分が少しは分かるので、今回写真におさめてみました(笑)

予想はしてたが・・・

再び快走を続けたあと、とある集落を通過したところでGoogleマップをチェックしてみると、バッチリ伊賀コリドールロード上をトレースしています。「なかなかやるじゃないか俺!」と思い、再びRSを走らせて行きましたが、広大な農地を抜けて再び山間部に差し掛かったところで位置をチェックしてみると、なんと大きく伊賀コリドールロードから逸脱していました^^;

Googleマップを頼りにルート修復を何度も試みましたが、持ち前の方向音痴が邪魔をしてなかなかルートに戻れませんでしたので、ここで伊賀コリドールロード周回はあっさりと諦めて、目の前に広がる楽しそうな道をその都度選択しながら適当にRSを走らせて行きました。そうだよ、ツーリングは本来自由なものなんだよ・・・!^^;

どの道も気持ちよく走れましたが、実は自分でもどこをどう走っているのかわからず、見覚えがありそうでなさそうな道を彷徨いながら走っていると、しまいには本当の農道に迷い混んじゃいました・・・^^;

石窯カフェ蕗だわら

このままアテもなく走り続けていても拉致があかないので、このあたりでは比較的土地勘のある伊賀上野の市街地まで戻り、本来なら伊賀コリドールロード周回の終盤に食事に立ち寄る予定だったお店に向かう事にしました。

国道25号線で伊賀上野市街地をはなれ、県道49号線を北上し、さらに県道673号線で山間部の農村に入ったところに目的のお店はありました。それがこちら・・・

 

石窯カフェ蕗だわら(ふきだわら)です。

こちらは、古民家を利用したカフェで、お店の名前のとおり石窯を使った手作りピザが食べられるという事でしたので、今回立ち寄ってみました。

お店に到着したのはランチタイムが終わる少し前の13時半でした。


人気のお店と聞いていましたが、さすがにこの時間なら空いているだろうと思ってお店にはいると、なんと店内はほぼ満席に近い状態でした。これはカウンターでも仕方ないかなと思って、遠慮がちにお店の人に一人である事を告げると、なんと一組だけ空いていた4人がけのテーブル席に案内してくれました。

料理は、ピザの他にランチメニューもありましたが、最初から石窯ピザが目的だったので、ベーコンピザを注文し、サラダと珈琲をセットしました。

古民家を改装した店舗なので靴は玄関で脱ぎますが、店内はカウンターとテーブル席となっており、座敷はありませんでした。間接照明を上手く活かしたカウンターや、レトロな白熱球タイプのLEDなど、とても洒落た雰囲気でした。

 

そんなお店なので、お客さんは私の他は全員女性ばかり・・・、場違い感は否めません・・・^^;

でも、店員さんは近所の主婦の方々みたいなので、接客が暖かくて落ち着きましたd(^_^o)

そうしているうちに、ピザが焼き上がってきましたので頂きましたが、これが期待以上の美味しさで大満足でした。

Googleマップで下調べをしている時に偶然見つけたお店でしたが、大当たりでしたd(^_^o)

旧明村役場庁舎

食事を終えたので帰路につきますが、このままではちょっと物足りない気がしましたので、名阪国道を亀山で降りて、別の機会に訪れようと思っていた旧明村役場庁舎に立ち寄ってみました。

説明書きによると、この旧明村役場庁舎は、大正5年に建設された木造2階建ての桟瓦葺き東西棟の寄進づくりで、明治期と大正期の様相を併せ持った洋風デザインの建物との事でした。残念ながら中へは入れませんでしたが、1階が事務室で2階が議場になっているそうです。ちなみに、平成18年に国の有形文化財に登録されています。

小さな集落の四つ辻にひっそりと佇む旧庁舎には、裏の小学校の校庭で遊ぶ小学生達の声がこだまし、静かな集落のゆったりとした時間の流れを感じされてくれました。

これで充分ツーリング心が満たされたので再び名阪国道にあがり、ボクサーツインに鞭打って東名阪自動車経由で四日市まで帰ってきました。

あとがき

今日は、はからずも私の方向音痴ぶりを露呈するかたちとなりましたが、終わってみればなかなか満足度の高いツーリングとなりました。伊賀コリドールロードは別な機会に再びチャレンジしてみたいと思います。