甲賀ヴォーリズ建築めぐり

2016年2月28日()

車両:BMW R1100RS

走行距離:150Km

カメラ:Nikon D7000 & Canon G7X


今日は天気が良くて気温も高くなるという予報に加え、日曜日という事もあって、ツーリングには好条件が整っていましたので、高速道路を利用して長距離ツーリングに出かけたかったのですが、この時期に無理をして体調を崩してもいけないので、近場をめぐるプランとして温存していた、ヴォーリズ建築探訪の旅に出てきました。


鈴鹿峠を越えて甲賀まで

ヴォーリズ建築といえば滋賀県の近江八幡が有名ですが、同じ滋賀県の甲賀市にも旧水口図書館と水口基督教会、それに旧寺庄銀行本店と、3つのヴォーリズ建築が現存しています。その中で最も見てみたかったのは旧水口図書館だったので、RSとともに国道1号線で鈴鹿峠を越えて甲賀市水口町まで走りました。

 

水口町では少し迷走しましたが、ふと入り込んだ古めかしい街道の先に、ひときわ高い塔を備えた西洋風の建築物が目に入りましたので、それを目印にRSを走らせていくと、水口小学校の校門脇にひっそりと佇む旧水口図書館に到着しました。


「珠玉の小品」旧水口図書館

小学校の駐車場は少年野球関係の車でいっぱいだったので、校門脇の空きスペースにRSを停めて旧水口図書館をじっくりと見物する事にしました。

旧水口図書館は、規模はそれほど大きくはなく全体的にシンプルな造りですが、縦長に設けられた窓やバルコニー、アーチ型に装飾が施された玄関や、塔屋上のシンボルリックなランタンなど、それらが見事に調和して気品に満ち溢れたとても美しい建物でした。

 

資料によると、昭和3年に竣工されたこの旧水口図書館は、戦前のヴォーリズ建築のなかでも「珠玉の小品」と称賛された名建築で、国の有形文化財に登録されているそうです。

この旧水口図書館は、毎月第2・第4日曜日に内部を一般公開(古い情報で確証はなかったが)されているので、建物の中も見学させていただきました。

1階部分はちょっとした休憩スペースになっていて、この旧水口図書館に関わった方々の足跡を紹介するパネルが掛けられていました。毎月第2火曜日には、この場所でヴォーリズ火曜喫茶室という催しが開催されるそうです。

2階は空きスペースになっていて、イベント等で利用する事ができるそうです。

この旧水口図書館の係員の方がとても親切で、長話をさせていただいたうえに、珈琲までご馳走して下さいました。

どうもありがとうございました。


旧寺庄銀行本店

旧水口図書館を離れたあとは、旧寺庄銀行本店を見物するために甲南町まで移動しました。

この旧寺庄銀行本店は大正14年に建設されたもので、先ほどの旧水口図書館より古い建築物となります。その後旧寺庄銀行本店は合併により滋賀銀行甲南支店となり、2007年まで現役の銀行として稼働していたそうです。

神殿風の柱の間に設けられたアーチ型の窓と玄関の重厚な扉がなんとも厳しく、いかにも銀行らしい建物でした。


道の駅:あいの土山でかやくセットを味わう

旧寺庄銀行本店をはなれたのは14時前でしたので、昼食をとろうと思って甲南町の市街地を少しさまよいましたが、結局めぼしいお店を見つける事が出来なかったので、国道1号線へ戻って道の駅:あいの土山に立ち寄りました。

 

ここのレストランで、近江牛丼と迷いながらもかやくセットを注文し、美味しくいただきました。


面白みはないが・・・

再びRSとともに鈴鹿峠を越えて三重県に戻り、亀山からは高速道路で帰ろうと思っていたのですが、電光掲示板に亀山JCT〜四日市渋滞 通過時間55分と表示されていたので、ツーリングとしての面白みはありませんが、往路と全く同じルートを使って一般道走行でガレージまで戻ってきました。


あとがき

今日は久しぶりにヴォーリズ建築を見物してきました。私はこれまでのツーリングでかなりの数の洋風建築を見てきましたが、調べてみると、ヴォーリズ建築に関しては旧室谷邸近江八幡を探訪したのみという意外な少なさでした。

 

一言でヴォーリズ建築と言っても、今回訪れた旧水口図書館の様に、地域の人々に支えられて活用されている建築物ばかりではないので、旧室谷邸の様な憂き目にあう前に、少しでも多くのヴォーリズ建築を訪問しておきたいと心を新たにした一日でした。