信州満喫・ビーナスラインツーリング(前編)

2013年05月01日(水)

車両:BMW R1100RS

走行距離:330Km

カメラ:NikonD7000


今年はラッキーな事にゴールデンウィークの谷間を挟む形で4連休が巡って来ましたので、約4年ぶりに1泊ツーリングへ出かける事にしました。

 

前日の夜に天気予報を参考にしながら宿を手配したのは、諏訪湖畔にある信州•上諏訪温泉です。今回はここを拠点にして、諏訪湖周辺の見どころ走りどころを思いきり満喫する事にします。


季節はずれの冬装備で出陣!

出発前の天気予報によると、本日の最高気温は15度程度で、さらに強い北風のために体感温度は一層低く感じられるとの事だったので、季節外れではあるものの冬装備に身を包みツーリングをスタートさせました。

 

その甲斐あって、県外脱出に使った揖斐・長良川の堤防道路では、襲いかかって来る寒さを冬装備が完璧にシャットアウトしてくれました。が、容赦なく吹き付けてくる北風には打つすべは無く、走行にはかなりの苦労を強いられました・・・。

 

直前のガソリンスタンドで燃料の補給とタイヤの空気圧チェックを済ませ、岐阜羽島ICから名神高速道路にあがりました。対向車線を走る多くのツーリングライダー達の姿に心踊らせながら名神高速を駆け抜け、中央自動車道の恵那峡SAで休憩をはさんだあと飯田ICから国道153号線へ合流して長野の地へ降り立ちました。


元善光寺を見逃す

ツーリングマップルによると、国道153号線をしばらく北上すると、長野市の善光寺の元になったと言われる「元善光寺」があるとの事なので、本日最初の見所として立ち寄るつもりでしたが、案内看板どおりに走ったつもりが、どういう訳か左折すべき交差点を通り過ぎてしまったので、あえなくパスする事にしました・・・(笑)


Cafe Goos

国道153号線を1時間ほど走って駒ヶ根という街に入ったところで、少し早めの昼食をとる事にしました。立ち寄ったのは「Cafe Goos」というお店です。せっかくのロングツーリングなのになんで昼食が普通のカフェ?と思われるでしょうが、秘密はコレ!

お店に併設されたガレージに納められている往年の名車達が目当てだったのです。

以前どこかのブログで紹介されていたので、この機会に立ち寄ってみました。

 

ガレージの中で一番良いポジションに置かれていた上の写真の車は、モーガンのSUPER SPORT 3WHEELERという三輪のスポーツカーです。こんな車は初めて見ましたよ。単純にカッコイイですね。

 

同じモーガンでもこちらは割と有名ですね。良くルパン三世の愛車と良く勘違いされる4/4です。ルパンが乗ってたのはメルセデスなんですよね。

そのお隣には、同じくルパン三世カリオストロの城を彷彿とさせる、旅仕様のチンクチェントが並んでいました。

斬新なデザインで当時世界を驚かせたシトロエンのDSも置かれていました。リアからみた造形美はまさに芸術品ですね。

駐車場の片隅には、ちょっと朽ち果て気味のもう一台のシトロエンDSが停められていました。ナンバーがないところを見ると自走不可能なのかな?部品取り車なのか、それともこれからレストアされるのか・・・?

店内も、車に関するオシャレなグッズたちが所狭しと並べられ、クルマ好きの男心をくすぐる造りでした。ロフト部分にVespaが置かれていたのもちゃんとチェックしておきました。Vespa乗りとしてはちょっと嬉しいですね。

その良い雰囲気ただよう店内で、DENONのレトロなスピーカーが奏でるJAZZを聴きながら、おすすめメニューのチーズのせハンバーグランチを美味しくいただきました


国道153号線を北上

昼食を終えたので、再び国道153号線を北上します。この国道153号線は右手に南アルプス、左手に中央アルプスを眺めながら走る事が出来るのでロケーションはさほど悪くはないのですが、お世辞にも快走ルートというわけではなく、あまり面白みを感じない道でした。

 

そういえば、ツーリングマップルにも快走路の証である紫色の線が引かれてないや・・・。最近はツーリングルート検討の際に手抜きしてGoogleマップばかり使ってるので、こういったところで弊害が出ましたね・・・。この面白みのない国道153号線は塩尻で終わり、その先からは国道19号線を使って松本市に入りました。


国宝 松本城

案内看板をたよりに市の中心部まで走り、市営駐車場(100円)にRSを停めて向かったのは、松本市が誇る「国宝:松本城」です。

 

松本城は、国内にわずか12しか残っていない江戸期以前に建造された天守をもつ城のひとつで、わが地元の姫路城、さらに犬山城・彦根城とともに国宝に指定されています。その関係から姫路城と松本城は姉妹城、そして姫路市と松本市は姉妹都市の提携を結んでいます。

 

個人的には、小学生の頃に没頭した切手収集のなかのお気に入りの1枚がこの松本城(国宝シリーズ)だったのと、白鷺城と呼ばれる優美な姫路城を見て育った私には、黒が基調の松本城はどこか異質で惹かれるものがあり、子供心にいつか見てみたいと思っていた城でしたので、今回のツーリングプランに組み入れたという次第です。

5月1日は市制記念日という事で、城内は無料開放されていました。(通常時は600円)ラッキーd(^_^o)

内側から松本城天守をみると、乾小天守と辰巳附櫓・月見櫓からなる複合連結天守なのがよくわかります。

天守は6層構造になっていますが、4層目より上は階段が交互通行になっているため、階段待ちの渋滞が発生していました。余談ながら、お客さん達のなかの約半分は中国・韓国系の方々でした。こんな所にも最近の観光地の傾向が如実に現れていますね。

 

天守の最上階(6層)には特になにもなく、天井裏に松本城を守る神様が祭られているだけでした。わが姫路城のように大天守最上階に神社があるのは特殊な例の様です。狭い空間のなかに人が次々とあがってくるので、天守からの眺めをゆっくりと楽しむ訳にも行かず、ただ折り返して下るだけでした・・・(笑)

最後に天守を内堀越しに見てみました。やはり松本城はこの角度から見るのが一番美しいですね。多分記念切手もこのアングルだったと思います。実家に帰ったら久しぶりに引っ張りだして見てみようかな・・・(笑)


旧開智学校(重要文化財)

現地で入手した観光マップには、「旧開智学校」という擬洋風建築の校舎が紹介されていましたので、徒歩で訪れてみました。 

ありがたい事にこちらも市制記念日で無料開放(通常時は300円)されていましたので、校舎内をくまなく探訪させていただきました。

旧開智学校は、明治9年に建てられた国内最古の小学校校舎のひとつで、風見を配した八角塔とギヤマン(ガラスの事かな?)が特徴的な事から、当時はギヤマン学校と呼ばれていたそうです。

 

これだけ見事な意匠に匹敵する校舎といえば、今まで私がツーリングで訪れた事のある中では岡山県の久世にある旧遷喬(せんきょう)尋常小学校ぐらいなものでしょうか。

旧開智学校のパンフレットによると、この校舎は昭和36年に重要文化財に指定され、昭和38年に現役校舎としての役目を終えたあと、現在地に移築されたのだそうです。さらに、同パンフレットによると、私が最初の四国ツーリングの際に訪れた愛媛県の開明学校とも、重要文化財つながりで姉妹館の関係にあるそうです。

 

こういった形で自分のツーリングの足跡が結びつくのは、長い間ツーリングを続けてきた身にとっては嬉しい事ですね。


旧司祭館(長野県宝)

旧開智学校の前には、明治22年にフランス人神父によって建築された西洋館の「旧司祭館」がありましたので、こちらも見物しておきました。ちなみに、この建物は長野県の県宝に指定されているそうです。旧開智学校と同じ場所にあるという事は、こちらも移築されたのかな?


諏訪湖へ

そろそろ時間になりましたので、松本市の散策を切り上げて本日の宿がある諏訪湖へ向かいます。当初の予定では下道を使うつもりでしたが、松本城周辺の散策で少し時間が押し気味だったので、無理をせず長野自動車道を利用しました。

 

中央自動車道に合流したあと、諏訪湖SAから夕暮れに染まる諏訪湖を一望しながらゆっくりと休憩をとり、本日の宿である上諏訪温泉「ホテル鷺乃湯」へチェックインし、源泉掛け流しの湯で本日のツーリングを締めました。