秋空に騙された宇陀松山ツーリング

2010年09月26日(

車両:BMW R1100RS

走行距離:280Km

カメラ:NikonD40X


厳しかった残暑もようやく終わりを告げ、澄み渡った青空と心地よい風が感じられるようになりました。ついに我々ライダーが待ち望んでいた秋の到来です。

しかも、今日は久しぶりの日曜日休みとくれば、走りに出ないわけにはいきません。

という事で、RSとともにツーリングに出かける事にしました。


スタートしたのはいいけれど・・・

日曜日のツーリングなので、本当は高速料金特別割引を使ってロングツーリングに出かけるつもりだったのですが、朝から掃除・洗濯・布団干しなどの家事&前日分のブログアップをこなしていると、出かける時間が午前10時頃になってしまったので、比較的近場をのんびり流すツーリングに切り替え、この前の青山高原へのルートをRSで回ってみようと思い出発しました。

 

ところが、一般道を走っていると以外に車が多く、チマチマと走るのが鬱陶しくなってきたので、やっぱり高速道路をスカッと走ろうと思い、急遽四日市ICから東名阪自動車道へ上がりました。

 

高速道路へ上がったものの、特にこのあとのツーリングの目的地があるわけではありません。さて、何処へ行こうかな?・・・と、頭の中に蓄積しているツーリングプランをあれこれと検索した結果、現在の進路、時間、許容走行距離などを考慮して、「道の駅:針TRS」を南に下ったところにある古い町並み「宇陀松山(うだまつやま)」を目指す事にしました。

 

二区間だけ東名阪自動車道を快走して溜飲を下げたあと、亀山ICから名阪国道へ合流し、スタートからほぼ100Kmほど走ったところで、休憩のために「道の駅:針TRS」へ立ち寄ってみました。


針TRSで往年の名車達を鑑賞する

名阪国道の針ICを下りながら「道の駅:針TRS」の駐車場を確認してみると、この前立ち寄った時よりも沢山のバイク達が所狭しと並んでいました。

 

「日曜日だけあってかなりの盛況ぶりだなぁ〜」

 

・・・と、思いながら駐車場へ入っていくと、入り口側一番手前のスペースに、妙に横幅が広くて平べったい車が停まっていました。

 

「げ・・・!もしかしてコレ、ランボルギーニじゃねぇの?ひょっとしてムルシエラゴ・・・?(未確認)」

 

よく見ると、駐車場の至る所にスーパーカーやクラシックカーが点在しています。車体に共通のゼッケンを貼っている事から、何かの走行会の途中に立ち寄っているのでしょうか?

 

ともあれ、空きスペースにRSを停めたあとは、急いでトップケースの中からカメラを取りだし、往年の名車達を写真に納めてまわりました。

 

「あれ?あそこにトヨタ2000GTありますやん。」

「あ!それ僕さっき撮りましたよ。」

「向こうにごっついアメ車停まってましたで。」

「ホンマですか。見に行ってきますわ。」

 

などと、見知らぬ人と会話を交わしながら、完全にカメラ小僧ならぬカメラおやじと化して写真を撮りまくってきました・・・(笑)

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いつもはこの駐車場の主役であろうバイク達も、今日は脇役に追いやられて若干色あせて見えました。

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宇陀松山の町並みを探訪する

「道の駅:針TRS」で偶然にも良いネタに遭遇したので、気分良く国道369号線さらには国道370号線と南下して、本日の目的地「宇陀松山」へ辿り着きました。

 

ツーリングマップルに「古い町並みが残る」という記述があったのを頭に留めていただけで、他に大した予備知識もなく訪れたので、まずはバイクを停める場所を探す傍ら町の雰囲気をつかむため、松山通り/上町通り/酒蔵通りといったメインの通りをRSとともにゆっくりと流してみました。

 

あいにくバイクを停められそうな場所がなかったので、近くにある「道の駅:大宇陀」にRSを停め、徒歩で「宇陀松山」の町並みの散策を開始しました。RSで流した限りではあまり見所はなさそうに思えたのですが、いざ徒歩で散策を始めると、とてもたくさんの趣深い建物達と出会う事ができました。やはり移動する速度が少し違うだけで、見えてくる物が変わってくるんですねぇ。

 

私が今までRSとともに回ってきた町並みと比べても何ら遜色のない素晴らしいところでした。

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大和牛 丼の店「件-Kudan-(くだん)」

通りの中程に、大和牛という幟を掲げた

 

大和牛 丼の店や「件-Kudan-(くだん)」

 

というお店がありましたので、一通り町並みの散策を終えたあとに立ち寄ってみました。ここは、大和牛を使った丼を味わえるお店で、女性店主の方が一人で切り盛りされていました。メインメニューの丼は、醤油味とカレー味が選べるようになっていましたので、醤油味の牛丼セット(小鉢・そうめん・漬け物などが付く)を注文しました。

 

私がお店に入った時刻は、お昼のごはん時を大いに超過した14時すぎで客は私一人だけだったため、料理が出来上がるまでの間、店内ではゆったりとくつろぐ事が出来ました。

 

運ばれてきた丼は、牛肉の甘さがしっかりと感じられて充分に満足できるもので、セットメニューの小鉢やそうめんとともに、とても美味しく頂く事ができました。

 

食事のあとは、店主の方と店内に飾られていた猫ちゃんの写真の事などで少しだけおしゃべりさせてもらってからお店を後にしました。とっても気持ちの良い時間を過ごせたので、今度はカレー味の丼を味わうために、またいつかツーリングがてら立ち寄りたいですね。

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パンケーキの店「アナンダ」

この通りには、もう一件気になるお店があったので、そちらの方にも立ち寄ってみました。パン・ケーキの店という看板が目をひいた、古民家を改装した様なお店「アナンダ」さんです。

 

訪れた時間が遅かったため、店内にはあまり商品が残っていませんでしたが、せっかく立ち寄ったのだからと思い、チョコレートケーキを一つだけ購入しました。

 

「道の駅:大宇陀」に戻り、休憩所で先ほど購入したチョコレートケーキを食してみたところ、チョコレートケーキにありがちな甘ったるさがなく、私好みの絶妙な味付けで、とても美味しく頂けました。このケーキはアタリでした。

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国道166号線を快走

「道の駅:大宇陀」を離れた後は、国道166号線を使って三重県へ戻ります。この道は、7月のツーリングで走った国道369号線の南側をほぼ平行に走る国道で、奈良県側では伊勢街道(参宮街道)・三重県側では和歌山街道と呼ばれています。

 

道路状況も国道369号線と似ていて、ほとんどの区間は自車線の前後に一台の車の影も見当たらないという状況で、思う存分走りを楽しむ事が出来ました。

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秋雨に打ちひしがれる

ところが、楽しいツーリング気分が続いたのはここまでで、このあとは試練の連続でした。勢和多気ICから紀勢道へ上がるために国道368号線へ分岐しようかという頃に、なんとRSのフロントスクリーンに雨粒がしたたりだしたのです。実は、少し前から周辺の山々に雲が低く垂れ込めだしたなとは思っていたのですが、まさか雨が降り出すとは思いませんでした。

 

朝があまりにも良い天気だったので、カッパ積むの忘れてきましたよ、しかもベランダに布団干したままだし(@_@;)

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雨の勢いはまだ弱いものの通り雨ではなさそうだったので、雨宿りしても仕方ないと判断し、予定通り勢和多気ICから紀勢道へ上がって四日市を目指しました。高速道路上では、路側帯にバイクを停めてカッパを着用していたハーレー乗りの方が、強行突破を試みる私に手を振ってエールを送って下さいましたが、無情にもその直後から雨は勢いを増して次第に本降りになったため、私はあっという間にズブ濡れになっちゃいました・・・(涙)


追い打ち

バイクウェアはおろか、ジーンズにパンツ、果てはライダーブーツの中に水が溜まるほどズブ濡れになって走り続ける私に、電光掲示板がさらに追い打ちを掛けます

 

「伊勢関〜四日市東 渋滞25Km 120分」

 

まさに弱り目に祟り目とはこの事でしょう。幸い津を越えた辺りから雨は止んでくれましたが、濡れたウェアと走行風が体温を奪っていく事に変わりはありません。この状態でさらに120分はさすがに厳しいものがあります。かと言って、この状態で不案内な一般道を走るのも難しいものがありましたので、状況が少しでも好転してくれている事を願って、伊勢自動車道を走り続けました。

 

・・・が、残念ながら電光掲示板の情報通り、伊勢関ICを越えた先から渋滞が発生していました。このあと路上で120分も過ごすのは勘弁願いたかったので、大変申し訳ありませんが、秘密の車線を使って四日市ICまで走り、何とか無事にガレージまで帰ってきました。

 

そして、部屋へ帰った私を待ち受けていたのは、雨に打たれて濡れてしまい、寂しげにベランダに掛かっていた私の布団でした。


あとがき

今回のツーリングは、下調べをせずに(天気も含めて)ほぼ行きあたりばったりで回ってみました。そのわりには見所が多く、偶然も要素が加わったとは言え、とても楽めた一日でした。

 

今回の「宇陀松山」は、重要伝統的建造物群保存地区に指定されているだけあって、素晴らしい「町並み」があり、そして現地の材料を活かした「食」があり、そして、とても美味しい「おやつ」ありと、私にとって三拍子揃った最高のツーリング目的地でした。

 

また、国道166号線も、期待通りの走りを私とRSに提供してくれました。

 

ただ、残念なのは終盤の雨です。何年ぶり・・・、いや、ひょっとしたら十年以上ぶりかもしれないズブ濡れ状態を体験し、とても辛いツーリングの締めとなりました。

 

<今回の教訓>

・どんなに天気が良くてもカッパは持参する

・出かける時には布団は干さない

 43歳にして学びました・・・(笑)