幻の味!禁酒会館カレーを食す

2009年09月01日(

車両:BMW R1100RS

走行距離:234Km

カメラ:Nikon D40X & CASIO W63CA


前回のツーリングで岡山市内をさまよっていた時に偶然目にし、奇妙なネーミングと私好みのレトロな外観が気にいった「禁酒会館」ですが、その「禁酒会館」に昭和45年まで存在した食堂で、名物メニューとしてひろく岡山市民に親しまれた「カレーライス」が、1日10食限定(火曜〜金曜)で提供されているという情報を得たので、有給休暇を取得してRSに乗って食べに行って来ました。


出遅れた・・・(汗)

本日訪問する「禁酒会館食堂」は、12:00から営業開始と比較的時間の余裕があったので、当初の予定では、9:00頃に家を出て、播磨シーサイドロードや赤穂御崎など、美しい景色が楽しめる道路をのんびりと流しながら岡山市内を目指すつもりだったのですが、このところめっきり涼しくなった朝の風に吹かれてまどろんでいるうちに、家を出る時間が遅くなってしまい。身支度を調えてRSのエンジンに火を入れたときには、RIDの時計は10:00を刻んでいました。

ここ最近のツーリングでは(と言っても2ヶ月の空白がありますが)巡りあった事のない晴天のもと、秋の気配とともに深みを増した空の青と、山々の鮮やかな緑とのコラボレーションによる美しさを楽しみながら、姫路バイパスを終点まで駆け抜けて行きました。

本来は、姫路バイパスを降りたあとは播磨シーサイドロードへ向かい、快適なシーサイドクルージングを楽しむつもりだったのですが、出遅れを挽回するために、そのまま岡山ブルーラインを目指しました。ここまでは高速走行が続いたので、メッシュジャケットを通り抜けてゆく風がとても気持ち良かったのですが、一般道路の信号待ちではまだまだ直射日光が厳しいものがありました。

岡山ブルーラインでは、この青空の下で美しく輝く湾の姿を見る事が出来たのですが、その光景を楽しめる絶好のポジションである片上大橋が工事中であったため、バイクは停めずに走りながら風景を楽しむだけにとどめました。

いつもなら、岡山ブルーラインを走るときには必ず立ち寄る道の駅:一本松展望園も時間節約のためにそのままスルーし、一気に岡山市内まで走りきりました。


禁酒会館食堂

前回のツーリングでの記憶を頼りに岡山市内を走り、「禁酒会館食堂」に辿り着いたのは開店時間のちょうど5分前でした。本日のお目当ての「カレーライス」は一日10食限定との事なので、開店待ちのお客さんが並んでいるかな?と思っていたのですが、幸いなことに開店待ちのお客さんは一人もおらず、一番乗りを果たすことが出来ました。

ちなみにこの「禁酒会館」は、禁酒運動の拠点として(そんな運動あったのか・・・)大正15年に建てられた木造三階建ての洋風建築で、食事や宿泊施設も備えた当時としては最新鋭の施設だったそうです。その「禁酒会館」の食堂の「カレーライス」は、名物メニューとして広く岡山市民の皆さんに親しまれてきたそうですが、残念ながら昭和45年の食堂閉鎖とともに姿を消していました。

その名物メニューを、当時のシェフの協力を得て味を再現し、1日10食限定で復活させたのが本日のお目当ての「禁酒会館カレー」です。

当時の食堂がこの建物の何階に存在したのかは分かりませんが、現在の「禁酒会館食堂」は1Fにありました。建物の外観と同様に、レトロな雰囲気を上手くいかした店内は、過度な装飾を施されることもなく、所々に置かれたセンスの良い小物とともに、とてもセンス良くまとめ上げられていました。

「禁酒会館カレー」は、ルーが注がれたグレイビーボートやご飯がのせられた銀の食器が昭和の香りを漂わせ、子供の頃にウスターソースをかけて食べていた頃を思い出させてくれるとても懐かしい味でした。

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吉備津彦神社

本日の目的は達成したので、このあとは岡山自動車道を北上して、湯原温泉の付近にある「真賀温泉」まで足をのばそうかと思っていたのですが、気温もそこそこあがってきて長距離を走るのが少々堪えそうだったので、近場の見所をまわろうと思い「吉備津彦神社」に立ち寄ってみました。

この「吉備津彦神社」は、御祭神に桃太郎のモデルと言われる大吉備津彦命(おおきびつひこのみこと)をいただく神社で、神話の時代から人々の信仰を集める由緒正しき神社です。境内に高く聳える樹齢千年以上と言われる平安杉や、境内の奥に静かに横たわる流れ作りの本殿が、この神社の長い歴史を感じさせてくれました。

ひとしきり境内の散策を終え、メッシュジャケットを脱ぎ捨ててTシャツ姿でまどろんでいると、境内を吹き抜けてくる風が少し汗ばんだ身体にとても心地良く、ゆったりとした時間の流れと共に極上のひとときを過ごす事が出来ました。

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吉備津神社

次は、山を挟んで反対側にある「吉備津神社」に立ち寄ってみました。
この「吉備津神社」も先ほどの「吉備津彦神社」と同様に、大吉備津彦命を主神とする神社で、本殿から延々と続く回廊の柱や瓦の連なりが美しく、とても見応えがありました。

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こじつけのツーショット

最後に総社市まで走り、「まちかど郷土館(旧総社警察署)」の前でRSとのツーショットを写真に納め、ツーリングの最初と最後をレトロな洋風建築でまとめようと思っていたのですが、じりじりと照りつける残暑にやられて私の体内バッテリーが消耗しはじめていたので、「まちかど郷土館」行きはあっさりと諦めました。

ただ、ツーリングレポートとしての体裁を整えておきたかったので、たまたま国道180号線を走行中に目に入った「最上稲荷の大鳥居」へ立ち寄り、RSとのツーショットを写真に納めて、なんとかツーリングらしさを演出する事ができました。

でも、ツーリング本編の内容とは何ら関係がないですねぇ・・・(汗)

 

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マスカットソフトクリームで締める

「最上稲荷の大鳥居」とのツーショットを納めたあとは、岡山総社ICから岡山自動車道へ上り、岡山JCTから山陽自動車道へ合流して帰路につきました。

ツーリングの途中でカレーの写真をメールで送った際に、子供からご当地キューピーを買ってきて欲しいという返信メールが届いていたので、山陽自動車道の吉備SAに立ち寄り、「桃太郎キューピー」と岡山土産の定番である「きびだんご」を購入いたしました。

また、消耗した体内バッテリーを回復させるため、岡山名物のマスカットソフトクリームを食し、ツーリングを締めました。

 

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あとがき

前回のツーリングでその存在を知り、とても興味をそそられながらも、味わえるのが平日のみだったので今まで訪れる機会を逸していた「禁酒会館食堂」及び「禁酒会館カレー」ですが、約二ヶ月ぶりに重い腰をあげて動き出した秋のツーリング第一弾として、ようやく訪問する機会を得ました。

その味は、予想を裏切らない懐かしいもので、今はなき百貨店の大食堂を思い出させてくれました。今回はソロツーリングで訪れましたが、機会があれば是非とも家族で訪れてみたいと思えるお店でした。

また、岡山県を語る上で忘れてはならない「きびだんご」と「桃太郎」、その「桃太郎」の原点とも言える「吉備津彦神社」と「吉備津神社」を訪問出来たのも大きな収穫でした。

夏の暑さに負けて、かなり長い間ツーリングの間隔があいてしまいましたが、これからは走りに適した季節がやってきますので、RSとともに走り込んで行きたいと思います。