蕎麦と温泉定番の旅

2007年06月16日

車両:BMW R1100RS 

走行距離:200km弱

カメラ:Nikon D40X


今日は、前回のツーリングで雨に見舞われたRSの洗車をするつもりだったのですが、あまりに良いお天気だったので、カウルと足回りを少し水拭きしただけで、そそくさと走りに出てしまいました。
本来は走りに出る予定ではなかったため、これと言って目的地を決めていませんでしたので、 ぶらりと走って適当な所で温泉にでも入ろうと思い、温泉セットをトップケースに放り込み気軽に出かけました。


佐野邸

元々ツーリングに出る予定ではなかったので、家を出たのは少し遅めの午前9時30頃でした。特に目的地を決めていないとは言うものの、ある程度のルートを決めておかないと右往左往する羽目になりますので、この機会に今まで走った事がない雪彦峰山林道(せっぴこみねやまりんどう)を走ってみようと思い、雪彦山(せっぴこさん)を目指しました。

市街地の混雑を避けたかったので、バイパスを経由で裏道の県道を使い、雪彦峰山林道の入り口である雪彦山を目指しました。夢前町に入り、雪彦山まであと数kmというところまで来ると、のどかな田園風景のなかに高い石垣と白い壁に囲まれた旧い屋敷が目に入りました。姫路市指定文化財の「佐野邸」です。今まで何度か目にしていたものの立ち寄る事がなかったので、この機会に訪問してみる事にしました。

駐車場にRSを停め、「長屋門」をくぐり抜けて邸内に足を踏み入れると、そこにはこぢんまりとした庭園とともに、立派な屋敷が佇んでいました。案内看板の説明によると、この建物は正徳元年(1711年)に姫路藩主・榊原政邦の命をうけ、この近辺の新田開発に携わった佐野家四代目当主佐野玄意近春という人が建てたものなのだそうです。

屋敷の中には幾つもの部屋がありましたが、なかでも床の間を備えた「上の間」は、広縁越しに望む庭園の景色がとても美しく、古式ゆかしき日本建築の風情を感じる事が出来ました。土間を通り抜けて裏庭に出てみると白壁を備えた土蔵が建ち並んでおり、当時の繁栄振りを静かに物語っていました。

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雪彦峰山林道

ちょっと寄り道をしましたが、再び雪彦山を目指して走行を開始します。案内看板通りに県道を走り、山間の集落を抜けて雪彦山登山口までたどり着きました。ここを起点として坂の辻峠まで続く約19kmの林道が雪彦峰山林道です。

つづら折りになった雪彦峰山林道の入り口をRSで駆け上っていくと、しばらくの間展望は開けませんが、ある程度登ると日本三彦山の一つである雪彦山がその姿を現しました。古くから修験者の道場であったというだけあって、切り立った岩によって構成された山肌がとても印象的です。最近ではロッククライミングに訪れる人も多いのだそうです。

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さらに林道を上っていくと、賀野神社が現れました。少し興味深い神社だったので散策してみたかったのですが、駐車場が砂利になっていたので諦めました。さらに少し登ると、小さな展望台の様なところがあったので、RSの停めて少しだけ眺望を楽しんでみました。

 

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ただし、眺望が楽しめたのはここまでで、その後は尾根沿いに北へ向かって走る様になります。道路脇に堆積した枯れ葉と、道路中央に点在する落石に注意しながら延々と走っていくと、林道終盤近くで再び展望が開けましたが、RSを安全に停められそうな場所を見つけられなかったため、写真に納めるのはあきらめました。実は、微妙に四国ツーリングでの立ちゴケの尾を引きずっているのです・・・(笑)

雪彦峰山林道を走り終え、県道8号線に合流したあとはそのまま東へと進路をとりました。県道8号線は、しばらくの間急カーブが続きますが、その後は広々とした田園風景の中をなだらかに駆け抜けるカントリーロードへと姿を変えます。他に走る車の姿もなく、とても気持ちよいクルージングを楽しむ事が出来ました。

その後は県道404号線→県道39号線と走って生野まで至り、さらに国道312号線を北上して「道の駅:あさご」で休憩をとりました。

 


うちやまそば

「道の駅:あさご」にたどり着いたのは13時過ぎでした。とりあえず喉の乾きを潤し、この先どこへ行こうかと考えていると、ふと、この近くに一度行ってみたいと思っていたお蕎麦屋さんがあったのを思い出しましたので、そこを目指して走ってみる事にしました。

一旦国道312号線を南に戻り、播但連絡道の朝来IC手前の交差点から県道70号線へ合流し、そのお蕎麦屋さんを目指して走ります。結構走ったにもかかわらず、なかなかそのお蕎麦屋さんらしきものが見あたりません。その時点ではお店の名前も覚えていなかったので、自慢の「助手席ナビ」も使う事ができません。「ひょっとして違う道だったのかも?」と思いかけた頃に、道路脇に「うちやまそば」と書かれた小さな看板が現れました。「おお〜!これだこれだ、間違いない!」私はその案内看板の指し示す通りにRSを走らせ、農村集落の小高い丘の上に佇む「うちやまそば」の駐車場へとRSをすべりこませました。

「うちやまそば」は、2004年3月に村おこし事業の一環としてオープンしたお蕎麦屋さんで、従業員の方々も地元の農村集落のご婦人達で構成されているという、とても面白いお蕎麦屋さんなのです。店内はとても清潔感があって好感がもてました。

おしながきに添えられた説明書きによると、地元で獲れたそばの実を石臼で挽き、そば粉8割つなぎ2割の配分で手打ちしているのだそうです。また、関宮の鵜縄から取り寄せた新鮮な本わさびをすりたてで添えるという本格的なものです。

私が注文したのは「ざるそば定食(1200円)」で、ざるそばに炊き込みご飯と天ぷらがセットになったものです。実際に蕎麦を食べてみると、充分に腰があってとても美味しい蕎麦でした。さらに、添えられてる天ぷらがとても美味しいのです。山菜がこんなに美味しいものだとは今まで思いもしませんでした。

私が訪れたのは14時頃だったため、私以外にお客さんがいなかったため、いつもは恥ずかしくて撮れない料理の写真もしっかり撮ることが出来ました。

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かさがた温泉せせらぎの湯

美味しい蕎麦も頂いたので、あとは温泉に入るのみです。この近くの立ち寄り温泉といえば、「極楽の湯」「黒川温泉」「かさがた温泉」などが思い浮かびますが、今回は「かさがた温泉」に入る事にしました。 国道312号線へ戻り、ひたすら南下を続けて市川町へ入り、県道34号線へ分岐して「かさがた温泉せせらぎの湯」へ到着しました。ここには「ふところ館」と「みはらし館」の二つの温泉があり、曜日によって交互営業をしています。今日は土曜日なので「ふところ館」の営業日でした。 今年初の温泉につかり、露天風呂から青空を流れてゆく白い雲を眺めながら、至福のひとときを過ごしました。一風呂浴びたあとはお約束の牛乳で締め、あとは福崎から播但連絡道を使って家まで一気に帰ってきました。
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あとがき

今日は、お散歩気分で走りに出ましたが、結果として何となくツーリングっぽくなっちゃいましたので、ツーリングレポートを書いてみました。前回のツーリングで逃した蕎麦と温泉に入ることが出来たので、なかなか上出来なお散歩ツーリングでした。