美山かやぶきの里

2007年10月14日

車両:BMW R1100RS 

走行距離:348km

カメラ:Nikon D40X


前回のツーリングから約一ヶ月。久しぶりにRSでツーリングに出る事にしました。今回は、かやぶき屋根の民家が沢山残っている事で有名な「美山かやぶきの里」を目的地に設定し、道中は今まで走った事のない道を選んでツーリングプランを組み立ててみました。私のツーリングのモットーである「行ったことのない場所へ行き、見たことのないものを見て、知らなかった事を知る」を全て満たしてくれるツーリングとなりそうです。


出発〜

前日の天気予報によると、午後から雨予報のため少し心配していたのですが、当日は午後から晴れに変わっていました。これならば何の心配もなくツーリングに出る事が出来そうです。
今日は序盤から高速道路を使って一気に距離を稼ぐ予定なので、ETCの通勤割引が使える様に早起きして身支度を調え、午前7:30にはツーリングをスタートさせました。前回充電に問題があったD40Xも、今回はあらかじめ充電状態を確認しておいたのでバッチリです。

姫路バイパスから播但連絡道を経由し、中国自動車道の福崎ICを通過したのは午前8:00前でした。余裕で通勤割引の権利を獲得し、中国自動車道を快走します。吉川JCTから舞鶴若狭自動車道へ分岐したあとは、「助手席ナビ」のセットと休憩を兼ねて西紀SAに立ち寄り、福知山ICから一般道へ降りました。

福知山ICを降りた後は、「助手席ナビ」にナビゲートされながら、府道8号線を経由で国道27号線に合流し、美山方面を目指しました。由良川に沿って走る国道27号線は意外と交通量が多く、快走は期待できそうになかったので、移ろいゆく川辺の景色を楽しみながら、ゆっくりと車の流れに合わせて走りました。

陽射しは薄雲に覆われて気温がなかなか上がらず、走行中に少し肌寒さを感じたので、寒さに備えるためにトップケースに入れておいた長袖Tシャツを着用するために「道の駅:和」へ立ち寄りました。ここでは嬉しい事に山口県から来られたZZRのライダーの方と少しお話をする機会に恵まれました。この方は、木曜日に山口をフェリーで出発し、東尋坊や永平寺、白川郷など北陸地方の名所をまわり、今朝美山のユースホステルを発ってここに立ち寄られたのだそうです。この後餘部鉄橋・湯原温泉とまわり、今日中に山口まで帰るのだそうです。凄いハードなスケジュールですが、羨ましいロングツーリングですね。


石田家住宅

国道27号線から府道12号線へ分岐した後も道路状況にさほど変化は見られなかったので、前を走る車のペースに合わせてダムの景色などを楽しみながらゆっくりと走っていました。しばらくすると、途中の道路脇にツーリングマップルで目にした事がある「石田家住宅」への案内看板が現れましたので、少し立ち寄ってみることにしました。

案内看板通りにRSを走らせて細い道を上っていくと、山間部の小さな集落のなかに、大きなかやぶき屋根を備えた邸宅が現れました。それが「石田家住宅」です。案内看板の説明書きによると、この「石田家住宅」は、もともとこの美山町樫原という地域で庄屋を務めていた石田家の旧家だったそうで、昭和48年の10月から実施された解体修理の際に慶安三年(1650年)の墨書が発見された事から、日本最古の民家と言われているのだそうです。

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かやぶきの里へ

「美山かやぶきの里」は、かやぶき屋根の民家が多く残る事で有名な京都府南丹市の見所のひとつです。周山街道から近いこともあり、京阪神のライダーのツーリングスポットとしても有名です。私が訪れた際にも、多くのライダーたちがこの地を訪れていました。

私もRSを駐車場に停めて、この美しいかやぶき屋根が連なる見事な集落の中に足を踏み入れ、しばらくの間散策を楽しみました。

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周山街道を快走する

美しい風景も充分堪能したので、ここらで「美山かやぶきの里」を後にします。計画では、このまま府道38号線を東へ走り、国道477号線へ合流してから西へ向かう予定にしていたのですが、かやぶきの里を離れる際に何も考えずにRSをスタートさせてしまったため、ついうっかり周山街道まで戻って来てしまいました。ところが皮肉な事もあるもので、この小さなミスが、本日のツーリングをこれほど素晴らしいものにしてくれるとは、この段階では知るよしもありませんでした。
 
バイクの神様は、時としてツーリングの最中に時素晴らしい走りの時間を与えてくれる事があります。うっかりと戻ってきてしまった周山街道は、驚くべき事に前後に一台の車の影もなく、道路はまさに貸し切り状態となっていました。しかも、これから走る区間は、さきほどまでのそれとは違い、なだらかなコーナーが連続する快走区間なのです。私とRSは、遮るものが何ひとつない快走路を、まるで二人で会話を楽しむかの様に心地よいエンジンの手応えを全身に感じながら、気持ちよい速度で駆け抜けていきました。
 
思いっきり走りを堪能していると、道路脇に面白い看板が残っているのが目に入りました。「カンコー学生服」のレトロな看板です。実はこの看板は、昨年の「RBM-3」で周山街道を南下する際に見つけていたのですが、今回はバッチリと写真に納めることができました。
 
こういう琺瑯の看板は、レトロな雰囲気を売りにした店などで見かける事はありますが、昔取り付けられたものがそのまま残っているってところに値打ちを感じますね。

 

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カモノセキャビン

「カンコー学生服」の看板を写真に納めるために一旦走りを中断した事により、この素晴らしい走りの時間が絶ちきられるのではないかという一抹の不安があったのですが、それは杞憂に終わり、素晴らしい走りの時間はさらに続きました。

次々と迫り来る中・高速コーナーを楽しみながらさらに周山街道を南下していくと、杉林を抜けたその先に、周山街道を走る京阪神のライダーが立ち寄る事で有名な「カモノセキャビン」が現れました。ちょうどお腹も空いていたので、約二年ぶりにお店へ立ちよって、名物のカレーセットを美味しく頂きました。

 

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廻り田池

周山街道から分岐した国道477号は、400番台の国道を象徴するかの様な、山間部を抜ける道幅のかなり狭い「酷道」でした。その「酷道」を延々と走っていると、突然左手に広大な水のない池が現れました。これがツーリングマップルにも載っている「廻り田池」です。不思議なことに、これだけ広大な池なのに何故か年中水が干上がっているのだそうです。不思議な事もあるものですね。

 

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社町まで

「廻り田池」を離れ、私とRSは再び「酷道」を走り、一旦国道9号線へ合流して園部まで戻ったあと、再び477号線へ分岐しました。同じ国道477号線でも、この区間は先ほどまでの「酷道」とは違い、のどかな田園風景の中を駆け抜けていく快走路となっています。付近の農村で開かれているお祭りの風景などを楽しみがらRSと快走を続け、国道372号線へ合流しました。

「デカンショ街道」と呼ばれる国道372号線では、道端でたくさんの農家の方々が枝豆を販売されていました。どうやらこの地域の特産物である「丹波黒枝豆」が収穫期をむかえた様です。

さらに「デカンショ街道」を使って社まで戻り、そこから中国自動車道を使って一気に姫路まで帰る事にしました。高速道路に乗る前に、シートの位置を高速道路用のセッティング(最上段)に合わせるため、社の名物とも言える「ナイル書店」へ立ち寄りました。

ただ、その時に気づいたのですが、「ナイル書店」の店舗内には既に書籍の姿はなく、店舗が営業されている様子は覗えませんでした。併設されていたレストランも同様でした。ひょっとして、遂にこの「ナイル書店」は閉店してしまったのでしょうか?ちょっと気になります・・・。


加西サービスエリア

社ICから中国自動車道へ上がり、一気に姫路まで戻りたい所でしたが、あまり無理をせずにちょっと休憩をとっておいた方が良いと思い、最寄りの加西ICへ立ちよりました。携帯電話のバッテリーが切れてしまっていたため、テレホンカードで公衆電話から自宅へ電話をかけておおよその帰宅時間を告げた後、SAのお楽しみの一つである軽食コーナーを物色してみました。ここでは「三田屋コロッケ」を販売していたので、それを一つ購入して小腹を満たしました。

その後は、福崎ICから播但連絡道を経て姫路バイパスへ合流し、無事自宅まで帰ってきました。

 

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あとがき

今日は、絶好の秋晴れには恵まれませんでしたが、その代わり「バイクの神様」が降臨して極上の走りの時間を与えてくださいました。また、関西のツーリングスポットとして名高い「美山かやぶきの里」へ訪れる事も出来たので、走りも見所も非常に満足度の高いツーリングとなりました。