桜三昧な旅!がいせん桜を見に行こう

2007年04月14日 

車両:BMW R1100RS

走行距離:379km

カメラ:CANON IXY DIGITAL450


去年のツーリング「プチ・イージーライダーな旅8」の時に知った、岡山県真庭郡新庄村の「がいせん桜」が本日見頃を迎えました。 新庄村と隣接する岡山県真庭市にも有名な桜の見所が点在しているので、 先週に引き続き桜をテーマにして走ってみる事にしました。


通勤割引を利用して県外脱出

「がいせん桜」がある新庄村は岡山県の北西部に位置し、鳥取県とその堺を接しています。相当な距離を走ることになりますので、兵庫県脱出には高速道路を使い、その後は一般道の快走路を選んで新庄村を目指す計画にしました。現地の天気を確認すると、曇りのち晴れで最高気温は15℃との事だったので、ウェア選びに少し悩みましたが、先週と同じく春夏用ジャケット+革パンで走る事にしました。ただ、念のために長袖Tシャツを1枚トップケースに忍ばせておきます。

ツーリングをスタートさせて姫路バイパスへ上がると、いきなり大渋滞が発生していました。電光掲示板によると、この先の中地IC〜姫路西ICの間で故障車が停まっている様です。実は9:00までに山陽自動車道の料金所を通過し、ETC通勤割引を利用しようと思っていたのですが、いきなりその目論見が脆くも崩れてしまいそうでしたので、路肩走行でちょこっと渋滞を回避させてもらいました。そのおかげで、8:35には山陽自動車道の料金所を通過する事ができ、和気ICまでの高速料金を半分浮かす事ができました。ラッキー!

和気ICまで駆け抜けたあとは、津山方面へ抜けるために国道374号線を北上する事にします。和気ICを下りて信号待ちをしていると、白いサイドカーが反対車線を駆け抜けて山陽自動車道へ上がって行きました。あれはクラウザーってヤツじゃないのかな?こんな田舎であんな珍しいものに遭遇するとは・・・ちょっと意外でした。


間違えながらも津山入り

国道374号線を北上し、昨年のツーリング「紆余曲折で津山まで・・・。」で発見した快走路を使って津山へ抜ける事にします。ところが、走っていくうちに何だか周りの雰囲気が怪しくなり、道幅は狭く、路面状況も悪くなっていきます。進行方向にダムらしきものがみえたので、さすがにこれはおかしいと思いバイクを停めて地図を見てみると、やはり道を間違えていました。私が進入したのは県道265号線で、津山へ抜ける快走路は県道26号線でした。

そのまま進む事も出来たのですが、なにぶん路面状況が思わしくなく、走っていても面白味に欠けるので、いったん国道374号線へ戻ってから予定通り県道26号線を快走して津山入りを果たしました。

IMG_5660

毎度のことながら、道の駅:久米の里に立ち寄る

津山からは、国道181号線を使って新庄村を目指します。このあたりまで来ると雲が多くなり、吹く風も少し冷たさを増してきましたので、Tシャツを一枚足しておこうと思い、いつもこのルートを通る時に利用する「道の駅:久米の里」に立ち寄りました。

IMG_5662
IMG_5663

「道の駅:久米の里」でホットコーヒー飲んで少し暖を取り戻したので、再び国道181号線を西に向かって走ります。この辺りでは立派な鯉のぼりで端午の節句を祝う風習が残っている様で、随所に立派な鯉のぼりが泳いでいる様子を目にする事が出来ました。

IMG_5665
IMG_5675

美甘宿場桜

Tシャツを追加した事で快適さを取り戻した私とRSは、順調な走りで国道181号線を西進して真庭市へ入りを果たしました。勝山町を越えたあたりから、国道181号線は程よいワインディングを描きながら山間部を駆け抜けていくため、快適な走りを堪能する事が出来ます。

このあたりでは、沿道の桜の木はまだまだ綺麗な花びらを蓄えていて、「がいせん桜」を目指して駆け抜けていく私とRSの目を楽しませてくれます。時には思わず立ち止まりたくなる様な美しい桜にも出会う事が出来ました。

そして、いよいよ目的地の「がいせん桜」まであと数kmというところで、本日最初の見所として設定していた「美甘(みかも)宿場桜」を見るために美甘町へ立ち寄りました。この美甘町は、出雲街道の宿場町として栄えたところで、今も所々に宿場町の面影を残しています。その宿場町の裏を流れる新庄川沿いの土手の上に、見事な桜並木ができあがっていました。

この桜並木は、昭和4年に昭和天皇ご即位記念として地元の若者が植えたのが始まりで、その後昭和16年頃に第二次世界大戦に出兵する地元の若者が植え、引き続き随時植え足されて、現在では約400mの桜並木になっているのだそうです。訪れている人はさほど多くありませんでしたが、桜の花は満開を迎え、見事なまでに咲き誇っていました。

IMG_5678
IMG_5681
IMG_5686
IMG_5687

新庄村がいせん桜

さて、美甘宿場桜を充分堪能したので、「がいせん桜」を見に行くことにします。といっても、新庄村まではわずか数kmしか離れていませんでしたので、あっという間に到着しました。

RSを空きスペースに停めて、新庄川を渡って「がいせん桜通り」に足を踏み入れると、そこは桜見物に訪れた多くの人々であふれていました。いろんな出店などもあったりして、予想していた以上の規模でした。

この新庄村も、先ほどの美甘町と同じく出雲街道の宿場町として栄えたところで、江戸時代に参勤交代のために設けられた松江藩の本陣や御茶屋などが今でも現存しています。そして、その宿場町の街道沿いに、日露戦争の戦勝記念に植えられたのが、この新庄村の名物になっている「がいせん桜」なのです。

本日満開を迎えた「がいせん桜」は、宿場町の古い街並みにも相まって、桜見物に訪れた人々の目を大いに楽しませていました。

IMG_5689
IMG_5696
IMG_5702
IMG_5713

また、新庄川の河原通りにはしだれ桜が植えられていますが、こちらの方はまだ咲き始めでした。また、その河原通りの反対側には、下の写真の様に珍しいサイドカー達がずらりと並んでいました。和気で見たクラウザーはこれだったのですね。

約一時間の滞在で、宿場町に色づく満開の桜を充分堪能する事ができたので、新庄村を後にする事にしました。

IMG_5722
IMG_5724

道の駅:醍醐の桜

私とRSは再び真庭市へ入り、 次の目的地である「醍醐桜」と「岩井畝の大桜」を目指して県道32号線へ分岐し、さらの県道84号線へと乗り入れます。地図を見る限りでは、この二つの桜は県道84号線から外れた山の中にあります。道路番号さえ記入されていない道を走るので、地図はあまり頼りになりません。ただ、どちらも有名な桜なので、 案内看板のひとつも立っているだろうと思い、それを探しながら県道84号線を南下して行きました。
 
ところが、どこまで走っても案内看板らしきものは見つからず、私とRSはついに国道313号線に合流してしまいました。仕方がないでそのまま国道313号線を走り、「道の駅:醍醐の里」でいったん休憩をとる事にしました。既に時刻は2:30になっていましたので、このまま帰路へついても良かったのですが、「醍醐桜」だけでも見ておきたいという強い思いに駆られたので、再び道を引き返す事にしました。

 

IMG_5728

醍醐桜

県道84号線を引き返していくと、驚いた事に道路脇の要所要所に「醍醐桜」までの距離を示した小さな立て札がたてられていました。先ほどこの道を南下した時には目に入らなかった事を考えると、北上してくる客しか想定していなかったという事なのでしょうか・・・。
 
案内立て札どおりに細い山道をぐんぐん上っていくと、「醍醐桜」まで簡単にたどり着く事ができました。さすがに有名な桜の名所だけあって、山上にもかかわらず、結構大きな規模の駐車場が設けられていて、桜見物に訪れる多くの人々を受け入れていました。二輪車の駐車料金は200円をでした。
 
この「醍醐桜」は、樹齢700年とも1000年とも言われる県下一の巨木で、日本名木百選にも選ばれた桜の木です。その昔、後醍醐天皇が隠岐の島へ流される時にこの地へ立ち寄り、この桜の木を見て絶賛した事から「醍醐桜」と呼ばれる様になったそうです。
 
空を覆っていた雲も去り、見事な青空がひろがっていたので、さぞかし美しい光景に出会えるだろうと思って期待していたのですが、実際に訪れてみると、写真のとおりすでに「醍醐桜」の見頃は終わっていました・・・・。
ネットの開花情報では「散り始め」となっていたため、少し気がかりではあったのですが、まさかこれほど早く終わってしまっていたとは・・・。それでも、この「醍醐桜」を求めて山を上がってくる人は後を絶たず、次から次へと桜見物の人々が訪れていました。

IMG_5733
IMG_5735

岩井畝の大桜

「醍醐桜」の駐車場をあとにして、順路通りにRSを走らせていると、今度は「岩井畝の大桜」までの案内立て札が現れました。距離もさほど離れていないので、時間が押し気味ではありますが、当初の予定通り「岩井畝の大桜」も見ておく事にしました。

「岩井畝の大桜」は、先ほど見た「醍醐桜」に次いで岡山県下で二番目に大きな桜の木なのだそうです。「醍醐桜」に比べると、桜見物に訪れている人はまばらでしたが、なかなか見事な一本桜でした。

IMG_5738
IMG_5741

これで、当初予定していた全ての桜を回ることが出来ましたので「岩井畝の大桜」を後にして、落合ICから中国自動車道へ飛び乗って、高速の人となって帰ってきました。


あとがき

今回は、「がいせん桜」を中心に、岡山県真庭市近辺の桜の見所を回ってみました。見事な桜並木もあれば、堂々とした一本桜もあって、バラエティー豊かな桜を見る事が出来ました。