平等院鳳凰堂を見に行く

2007年07月01日

車両:BMW R1100RS 

走行距離:354km

カメラ:Nikon D40X


前日に誕生日を迎え、いよいよ私も不惑の歳と言われる四十代に突入しました。別に誕生日が嬉しい歳でもないのですが、それを口実にツーリングへ出ることにしました。最近はツーリングの目的地選びもネタ切れで、選定が少し難航しましたが、世界遺産である平等院の鳳凰堂を見に行く事にしました。


通勤割引を利用して

今回は、京都方面まで走る予定なので、当然の事ながら高速道路を利用する事になります。ETCだと午前9時までに料金所を通過していれば100km圏内までは「通勤割引」が適用されるので、それに間に合う様に準備を整え、予定通り午前9時前に播但連絡道の花田ICを通過し、「通勤割引」の権利を獲得して山陽自動車道を快走します。

空模様はあまり思わしくなく、あたり一面あやしげな雲に覆われていますが、雨が降りそうな気配はなかったので、気持ちよくRSを走らせて京都を目指しました。ただ、平等院を目的地に設定したものの、そこまでのルートと、それ以降の見所をほとんど考えていませんでしたので、中国自動車道へ合流する前に一度頭の中を整理しておこうと思い、淡河PAへ立ち寄りました。

まず平等院までのルートですが、名神高速→京滋バイパス経由で一気に宇治入りを果たすか、それとも「通勤割引」を適用させるために100km圏内である茨城ICで一般道へ下りるかというのが悩みどころでしたが、今回は後者の方を選択する事にしました。
そして、平等院訪問後の見所としては、そのまま東へ走って焼物で有名な信楽を目指す事とし、可能であれば伊賀上野まで走り、地味に三重県制覇を目指すという方向で考えをまとめました。

考えもまとまったので、淡河PAを後にして、中国自動車道経由で名神高速道路へ合流し、先ほど検討した通り茨城ICで一般道へ下りました。ここからは初めて走るルートなので、普段なら迷走してしまいそうな所なのですが、今は心強いauの「助手席ナビ」があるので安心です。


平等院へ到着

とりあえず平等院を目的地にセットし、ナビの指示通りに国道171号線を東へ走ります。この辺りは車の通行量が多く、ストップ&ゴーの繰り返しとなり、なかなか距離を稼げませんでした。大山崎からは京滋バイパス沿いに伸びる側道を通ったので流れは改善されましたが、県道15号線へ合流したあとは再びペースが衰え、予想以上に時間がかかってしまいました。これは高速代をケチったのが裏目に出たか・・・。

宇治の町に入ったあとは、お茶の香りが漂う商店街を抜け、宇治橋西詰めの「あがた通り」を通り過ぎ、ようやく目的地の平等院へ到着しました。平等院の向かいにある土産物屋さんが駐車場を併設(バイクは300円)していたので、そこにRSと停めて平等院へ向かいました。

 

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平等院鳳凰堂

平等院は、1052年に関白藤原頼道によって開設された寺院で、その象徴的な存在である鳳凰堂は、その翌年の1053年に阿弥陀如来を安置する阿弥陀堂として建立されました。10円硬貨の表側に描かれているため、知らない人はいないと言っても過言ではないでしょう。ある意味最も我々に馴染みのある世界遺産と言えるかもしれませんね。

南門で拝観料600円を払って平等院へ入り、塔頭の浄土院や景勝院を見てまわったあと、鳳凰堂の正面に回って約1,000年前に建立された美しい文化遺産をまじまじと見物しました。現在は内部の修復中のために中央の扉は閉められていましたが、本来は中央の扉を開くと、内部に安置されている阿弥陀如来を見ることが出来る様になっているのだそうです。

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国道307号線で信楽へ

平等院を堪能したあとは、次の目的地の信楽へ向かいます。「助手席ナビ」の目的地を信楽伝統産業会館にセットして、再びRSと共に走り出しました。

 

宇治川の流れを愉しみながら県道3号線を走り、渓谷の景色をが美しい県道62号線を経由して、信楽への主要幹線道路である国道307号線へ合流します。この道路は、のどかな風景の中を駆け抜けていく対向二車線の国道で、所々に点在する御茶屋さんや茶畑など、一風変わった風景を愉しみながら走る事が出来る快走路でした。美しい茶畑の風景とともにRSを写真に納めたい衝動に駆られましたが、四国ツーリングの際に茶畑の写真を撮った後に立ちゴケした事を思い出してしまったため、写真を撮るのは控えました。(ちょっと後悔)

のどかな風景を愉しみながら気持ちよく走っていると、前方を走る二台の軽トラの後ろ側の車両が、いきなり急ブレーキを掛けてタイヤの音を軋ませながら急停止しました。どうやら前方の軽トラの減速に気づかずに慌てた様です。私は少し車間距離を開けていたので問題なくやり過ごせましたが、軽トラの荷台に積まれた大量の陶器類が慣性の法則により荷崩れを起こし、無惨にも大破していました。ああ勿体ない・・・。

のどかな国道307号線でのちょっとしたトラブルでした。

信楽の町に近づくと、沿道にちらほらと信楽焼のお店があらわれ、あちらこちらに巨大な信楽焼の狸が見受けられるようになります。ただ、事前の調査不足が祟り、どこに立ち寄れば良いのかがイマイチわかりませんでしたので、とりあえずは「助手席ナビ」で設定した目的地の信楽伝統産業会館まで走りました。


信楽の町を散歩する

信楽伝統産業会館の駐車場にRSを停め、まずは中に展示されている天平期から現在に至るまでの焼物の数々を見て回りました。そして、伝統産業会館前の通りを散策し、様々な信楽焼のお店を見て回りました。

気がつくと、時刻は13:30になろうとしていたので、伝統産業会館正面にある蕎麦屋さんでざる蕎麦を頂きました。意外と美味しい蕎麦でしたが、狭い店内だった上に私以外にお客さんがいなかったため、ざる蕎麦の写真を納めるのは恥ずかしくて断念しました。

その後、信楽駅前まで走ってみると、大きな狸の電話ボックスがあったので、RSとともに写真に納めておきました。その後再び伝統産業会館前まで戻ったあとは、新宮神社の横から伸びる窯元散策路をRSで辿ってみました。ただ、私が頭の中に思い描いていた様な、煉瓦造りの煙突が立ち並び、焼き物を焼く煙がもくもくと立ちのぼるという風景は、残念ながら見られませんでした。

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雨と迷走

窯元散策路を流していると、ついに空から雨粒が落ちはじめました。携帯電話とPhoneSetを濡らすわけにはいかないので、「助手席ナビ」走行を諦めて、それらをトップケースにしまい込み、カッパを着込んでから再び走り出しました。可能であればこのあと伊賀上野まで走りたかったのですが、雨が降り出した事と、あろう事かRSのヘッドライトの球切れが発覚したので、これ以上先に進むのはやめる事にしました。
 
窯元散策路を走っているとそのまま県道12号線合流したので、しばらく道なりに走ってみました。さほど道幅は広くありませんでしたが、不思議と走りにくさはなく、快調なペースで山間部を駆け抜けていく事が出来ました。
 
ところが、快適に走っていたのも束の間、どこかの工場の敷地の様なところ(宗教関連施設でした)へ出てしまい、これ以上進めなくなってしまいました。この時点で雨はやんでいたので、そこでカッパを脱いでトップケースにしまい込み、携帯電話を取り出して再び「助手席ナビ」を起動させてみましたが、山奥であるため電波が届かず、位置確認が出来ませんでした。


通行止めに悩まされ

なんとか自力で国道307号線に戻ったものの、来た道をそのまま引き返すのは面白味がないので、途中で国道422号線へ分岐してみました。この国道422号線は、前半は道幅が広くてとても快適に走れましたが、後半は400番台の酷道と呼ぶにふさわしい道となりました。
 
その後府道3号線に合流したあと、宇治方面に向けてRSを走らせましたが、崖崩れでも発生しているのか?残念ながら通行止めになっていました。迂回路に分岐してしばらく迷走したあと、再び府道3号線に合流しましたが、そこも残念ながら通行止めになっていたので、府道242号線を使って山越えをする事になりました。
ガソリンの残量が少なく、ヒヤヒヤしながらの山越えとなりましたが、何とか無事に山越えを終え、府道7号線に合流して町に入る事ができました。そして、ガソリンスタンドで燃料の補給をし、宇治西ICから京滋バイパスに上がりました。
 
その後は名神高速・中国自動車道を経由して山陽自動車道へ入り、三木SAで最後の休憩をゆっくりととりました。ここで再び雨が降り出しましたので、再びカッパを着込み、少しペースを落としてゆっくりとRSを流して、姫路まで帰ってきました。


あとがき

今回は、あまり下調べをしていなかったので、見所が少ないツーリングとなりました。それでも、今まで走った事のない道を走り、見たことのない景色を見ることが出来たので、それなりに満足感の高いツーリングでした。特にお茶屋さんと茶畑が点在する国道307号線はなかなか印象深い道だったので、機会があればまた走ってみたいと思います。その時は青空がいいですね。