四国ツーリング'07(二日目)

2007年05月3日

車両:BMW R1100RS 

行距離:371km(累積走行距離724km)

カメラ:Nikon D40X


昨日はさすがに疲れていたので、22時過ぎには眠りにつきました。おかげで今朝は4時に目が覚めてしまいました。二度寝は出来そうにありませんでしたので、携帯でブログに頂いたコメントにレスをつけたり、リンク先のみなさんのページを訪問したりして過ごしていましたが、そのうち楽天ブログがメンテ時間に入ってしまい、やる事がなくなってしまいました。

窓の外を見てみると、見事なまでの青空が広がっていましたので、ホテルの部屋でグズグズしているのも勿体ないと思い、早々に食事と出発準備を整え、午前7時にはホテルを飛び出しました。今日も気持ちの良いツーリングが楽しめそうです。

今日は、「四国カルスト」へ上ったあと、四万十川を下って四国最南端の地である「室戸岬」を目指す予定です。


はりまや橋

「よさこい節」にも唄われている通り、土佐の高知といえば「はりまや橋」が全国的に有名です。これを見ずして高知市内を離れるわけにはいきませんので、ちょっとだけ立ち寄ってみました。ホテルのすぐ近くでしたので、歩いて訪れる事も可能だったのですが、どうせならRSと共に写真に納めたかったので、出発時に立ち寄ったという次第です。さすがに朝の7時から訪れる観光客もおらず、写真は取り放題でした(笑)。

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ETC効果発揮!

「はりまや橋」の見物を終えたので、私とRSは国道33号線を使って高知市内をはなれ、伊野ICから高知自動車道を使って一気に「四国カルスト」までの距離を短縮します。しばらく快調なペースで走っていましたが、終点の須崎ICあたりではすでに渋滞が始まっていました。こんなにはやい時間から渋滞とは・・・、おそるべしゴールデンウィーク。

料金所での渋滞である事は明らかだったので、私とRSは渋滞する左側車線を横目に延々と右側車線を走り、ETCゲートを無線通過して高知自動車道を下りました。
これぞまさに

 

優越感(笑)

 

高知自動車道を下りたあとは、「道の駅:かわうその里すさき」に立ち寄って「四国カルスト」までの道を再確認しました。


快走路国道197号線

「道の駅:かわうその里すさき」でルート確認をしてみると、どうやら目の前にある交差点から北へ向かって伸びる道が「四国カルスト」までのメインルートである国道197号線の様です。この国道197号線はなかなか気持ちの良い道で、辺り一面に広がる水田の景色を見ながら新緑のなかを駆け抜けて行く事が出来ます。途中で立ち寄ったガソリンスタンドのおじさんの話によると、この国道197号線は主要幹線道路になっていて、地元の人が松山へ行く時に良く利用するのだそうです。という事は、この先も快走が期待できますね。

それと、もう一つ教えて頂いたのは、数キロ先の山の上に風力発電の風車が沢山建てられていて、その公園からの眺望が素晴らしく、近頃話題の観光スポットになっているとの事でした。「お時間があれば一度立ち寄ってみてください。」との事でしたので、状況がゆるせば立ち寄ってみる事にしましょう。


風の里

国道197号線を先へ進んでいくと、先ほどの言葉通り、前方の山の頂にズラリと風力発電の風車が立ち並んでいました。案内看板によると、山頂の公園までの距離は約9km程でしたので、これなら大した時間のロスにはならないだろうと思い、この「風の里」へ立ち寄ってみる事にしました。

山の斜面に石垣を組んで建てられた家が点在する集落を抜け、案内看板通りに山へ登っていきます。道路はさほど広くはないものの、路面状況は悪く無さそうです。これなら容易に山頂までたどり着けそうだ。・・・と思ったのも束の間、少しずつ路面状況は悪くなり、アスファルトには亀裂が走り、落石が目立ちだしてきました。さらに登ると道路はほとんど砂利と化し、ちょっと危険な状況でした。山頂近くでは路面状況は少し改善されましたが、なぜか所々に大きな段差があり、スピードダウンを余儀なくされました。

苦労して山頂の公園までたどり着きましたが、そこには駐車場すらなく、平坦な地を探すのに一苦労でした。なので、撮影ポイントも少なく、連綿と連なる風車をバックにRSの写真を撮ろうという目論見は、もろくも崩れ去りました。

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悪路の下りに神経をすり減らす・・・

「風の里」は期待外れだったので、山を下りる事にします。先ほどの悪路を戻るのは憂鬱ですが、登ってきてしまった以上は仕方ありません。ただ困った事に、登りは要所要所に案内看板がありましたが、下りは一切案内看板がありません。分岐路にさしかかっても、どちらへ進んで良いのか分かりません。しかも運悪くどこかで道を間違えたようで、進むにつれて路面が砂利と化し、最終的には道がなくなってしまいました。

「これはヤバイ!」地面は結構な下り傾斜で、RSを後ろに押す事も不可能です。Uターンをするにもそれほど道幅は無いし・・・。こんな所で転倒でもするとえらい事になりそうです。それでもUターンをするしか手段はないので、辺りの状況を良く確認し、タイヤが滑らない様に注意しながら、微進・後退を延々と繰り返し、何とかRSの向きを変え、この危機を脱する事に成功しました。「ああ、助かった〜。」

その後も悪路・落石に苦労しながら、やっとの事で麓の集落までたどり着き、再び国道197号線に合流する事が出来ました。これで一安心です。

再び国道197号線を走り出すと、なぜか見覚えのある鯉のぼりや茶畑の風景が目の前に現れました。「あれ?これって一度通った所じゃないの?」どうやら麓の集落でも道を間違え、少し手前へ下りてきてしまった様です。最初に通った時に、この鯉のぼりと茶畑の風景が印象的だったので、これ幸いとばかりにRSをなだらかなコーナーに停め、それらの風景を写真に納めました。

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嗚呼!立ちゴケ

先ほどの「風車の里」でかなり神経ををすり減らし、時間も浪費してしまいましたので、少しペースを上げていかないといけません。少し焦りながらRSにまたがり、サイドスタンドを外すためにRSを引き起こすと、いきなり右側に荷重がかかり、RSの車体が傾き出しました。

「や・・・ヤバイ・・・!」必死でRSを支え、何とか体勢を立て直そうとしますが、右足の踏ん張りが効かず、そのままRSを右側に転かしてしまいました。しかも、通常ならシリンダーヘッドのプロテクターが支えとなる筈なのですが、運悪く地面が右側に傾斜していたため、そのままRSがゴロンと横倒しになってしまいました。

「やってしまった・・・・。」
そう、完全なる立ちゴケです。今回は、その姿を写真に撮ろうという心の余裕さえありません。無惨にも路面に横たわったRSを必死で起こそうとしますが、右側に傾斜しているために上手く起こす事ができません。火事場のクソ力をもってしても、やさ男の私には250kg超もあるRSの巨体を起こすことは出来ませんでした。悪戦苦闘していると、対向車線を走ってきたライダーの方と、自車線を走ってきたドライバーの方が起こすのを手伝ってくださいましたので、なんとかRSを起こすことができました。本当にありがとうござました。

 

RSの損傷状況を確認すると、右側シリンダーヘッドカバー・フロントカウルの角・トップケースの右側面に傷が入っていました。路面にガソリンが漏れていましたが、これはブリーザーパイプから漏れただけで、走行には影響ないでしょう。楽しみにしていた四国ツーリングでこの様な立ちゴケを喫してしまうとは、正直なところかなりショックでした。


道の駅:布施ヶ坂でクールダウン

再びRSをスタートさせてツーリングを再開させますが、どうもブレーキのタッチがグニャリとして効きがイマイチです。ブレーキングを繰り返すとタッチが回復する事を思うと、どうやら先ほどの立ちゴケでブレーキラインにエアが噛んでしまった様です。まあ、ハードな走りをしない限りは影響はありませんが、注意しておくようにしましょう。

先ほどの立ちゴケで、ちょっと神経が高ぶっていると感じたので、少し先にある「道の駅:布施が坂」で休憩をとり、少しクールダウンする事にしました。

さすがにゴールデンウィークだけあって、道の駅は結構な人であふれかえっていました。バイクの近くで休憩をしていると、ドライバーの方々も色々と話しかけてくれます。このあと「四国カルスト」へ上る事を告げると、カルストの登り口の手前でネズミ取りをやっている事を教えてくれました。おお、有益な情報ありがとうございます。

道の駅をはなれ、再び国道197号線をカルスト方面へ走っていると、「吉村虎太郎」の像や、「龍馬脱藩の道」など、興味深いスポットが現れましたが、先ほどの立ちゴケのショックが残っていたので立ち寄る余裕が無く、そのまま素通りしてしまいました。そして、天忠トンネルを抜けると、目の前に明らかにヤバそうな直線が現れました。制限速度は50km/hでしたので、法定速度にあわせて走行していると、先ほどの情報通りネズミ取りをやっていました。いや〜情報をもらっていて良かった。立ちゴケのあとネズミ取りに捕まっていては洒落にもなりませんからね。


東津野城川林道(東線)

ネズミ取りをやり過ごしたあとは、いよいよ「四国カルスト」へ上っていきます。「四国カルスト」へアクセスする道はいくつかありますが、ネットで色々と調べた結果、私とRSは最も走りやすいと思われる「東津野城川林道」の東線を使う事にしました。

この選択は大正解で、この「東津野城川林道」は全域にわたり対向二車線が綺麗に整備されており、路面状況もすこぶる良く、とても走りやすい道でした。しかも、中速〜高速のコーナーの連続で、私程度の技量のライダーでも十分に走りを楽しめました。あまりにもこの道が素晴らしすぎたので、先ほどの立ちゴケによる陰鬱とした気分は一気にどこかへ吹き飛んで行ってしまいました。

 

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天狗荘

「東津野城川林道」を登りきり、たどり着いたのが「四国カルスト」の東端にあたる「天狗荘」です。その「天狗荘」の駐車場には、多くのライダーや観光客が集って見事なパノラマを楽しんでいました。絶好の青空の下でみる標高1,400mからの眺望はとても素晴らしく、実に爽快な気分が味わえました。

こうして休憩している間にも、多くのライダー達が続々と「四国カルスト」を目指して上って来ていました。

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四国カルストを縦断する

いよいよ本日のメインイベントとも言える「四国カルスト」の縦断を開始します。

「四国カルスト」は、愛媛県と高知県との県境にある標高約1,400m、東西約25kmに広がるカルスト台地で、日本三大カルストの一つにも数えられるほど有名な場所です。そして、その「四国カルスト」を縦断する様に、「四国カルスト公園縦断線」と呼ばれる県道383号線が敷かれています。

待避所を使わないと車がすれ違えない様な細い道ですので、地面にむき出して浸食された石灰岩や放牧されている牛、それに見渡す限りの草原など、牧歌的な風景を楽しみながらゆっくりとRSを進めて行きました。さすがに標高が1,400mもあると、ジャケットの通気口を通り過ぎていく風がとても涼しくて気持ちが良かったですね。

その見渡す限りの気持ちよい風景は、「姫鶴平」まで続いていました。「姫鶴平」近辺でも、多くのライダー達がバイクを停めて思い思いにこの風景を楽しんでいました。

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「四国カルスト」も充分楽しんだので、県道383号線を「大野ヶ原」まで走り、「東津野城川林道」の西線を使って国道197号線まで戻りました。この「大野ヶ原」方面はあまり人気がないのか、訪れている人もまばらでした。

 
その後は多くのライダー達と挨拶を交わしながら国道197号線を快走し、前回の四国ツーリングでも立ち寄った「道の駅:広見森の三角ぼうし」で少し遅い昼食をとりました。


岩間の沈下橋

食事も済ませ休養も充分とったので、「足摺岬」に向かって四万十川を下る事にします。前回の四国ツーリングでは、この四万十川と沈下橋をこの目で見る事を目的としていましたが、今回は「四国カルスト」から「足摺岬」までの通過ルートとして再びこの道を選びました。
とは言っても、せっかく四万十川に沿って走るのですから、やはり沈下橋を背にしたRSの写真は撮っておきたいところですので、ロケーション的に最も好きな「岩間の沈下橋」に立ち寄り、RSの写真を撮っておくことにしました。
 
その後は四万十川に寄り添う様に走る441号線をゆっくりと走り、四万十市入りを果たしました。

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サニーロードで足摺岬へ!

四万十市に入ったあとは、「足摺岬」に向かって国道321号線を快走します。この国道321号線は、「サニーロード」という愛称が与えられています。南国で陽射しがサンサンと降り注ぐという意味と、321という数字の語呂をを掛け合わせているのでしょうね。

雄大な四万十川が太平洋に注ぎ込む光景や、美しい白砂に太平洋の荒々しい波が打ち寄せる大岐海岸などを眺めながら土佐清水市へ入ったあとは、「足摺スカイライン」を使って「足摺岬」を目指しました。この「足摺岬スカイライン」は、適度なコーナーが散りばめられたとても気持ちの良い道で、ここでも楽しいコーナーリングを楽しめました。

「足摺岬」近辺では、多くの観光客が訪れるため、車両乗り入れ禁止の交通規制が実施されていましたが、嬉しい事にバイクは関係なしでした。


足摺岬

「足摺岬」は四国最南端の地として有名です。雄大な太平洋を背にして白亜の灯台が断崖絶壁の上に立つその姿は、とても美しい光景でした。そして、この「足摺岬」には、太平洋で遭難したあと数奇な運命を辿ることとなった幕末の人物、「ジョン万次郎」こと「中浜万次郎」の銅像が建っていました。

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「足摺岬」の見物を終えたので、私とRSは「サニーロード」を使って再び四万十市まで戻り、予約していた「ホテルニュー四万十」へチェックインして四国ツーリング二日目を終了しました。