倉敷・吉備路ツーリング

2007年07月29日

車両:BMW R1100RS 

走行距離:353km

カメラ:Nikon D40X


先週雨の為に途中で中止した倉敷へのツーリングを敢行する事にしました。まずは倉敷駅近辺の美観地区を散策し、少し北上して備中国分寺を見物し、その後は山間部の国道を快走して豪快な走りを堪能して帰ってくる予定です。


通勤割引をあきらめて

当日の朝目覚めたのは午前8時過ぎでした・・・。

最近少し疲れ気味だったので、目覚ましは使わず自然に目が覚めるまで寝ていようと思っていたのですが、まさか8時過ぎまで寝ているとは思いませんでした。なので、急いで朝食を食べ、そそくさと身支度を整えて慌てて家を出ました。

 

というのも、雨のため途中で中断したとはいえ、国道2号線〜岡山ブルーラインというコースは先週走っているので、今日は午前9時までに高速道路の料金所を通過し、「通勤割引」を利用して山陽自動車道を走ろうと思ったためです。
 
ところが、家を出るのが遅れたのが響いてしまい、残念ながら山陽自動車道の料金所へたどり着く前に午前9時を迎えてしまったため、「通勤割引」をあきらめて、先週と同じく国道2号線〜岡山ブルーライン経由で倉敷を目指す事にしました。


美観地区までの道のり

空は少し霞んではいるものの概ね青空が広がり、久しぶりにツーリング日和に恵まれました。岡山ブルーラインの片上大橋では 先週曇天のためにさえなかった「心洗われる眺望(byツーリングマップル)」が、夏の陽射しに照らされて美しい姿で私とRSを出迎えてくれました。やはりツーリングは晴れの日がいいですね。
 
岡山ブルーラインを終点まで走り、国道2号線で倉敷まで近づいた所で助手席ナビセットを準備し、美観地区までのナビゲーション走行を開始しました。
 
ところが、いざ走り出すとヘルメット内のスピーカーから聞こえてきたのは、音声ガイドではなく電話の呼び出し音でした。自動受信で電話を受けた後、向こうから聞こえてきたのは、今月から生産を開始した新製品の品質トラブルを知らせる会社からの報告でした・・・。電話で関係者と連絡を取り、必要な措置を講じたあと、再びツーリングを再開しましたが、その後も度々会社との連絡は続きました。まさかこの様なかたちで助手席ナビセットが役に立つとは思いませんでした。
 
その後は助手席ナビの音声案内にナビゲートされて、倉敷美観地区の近辺にたどりつきました。辺りには駐車場が沢山ありましたが、残念ながらバイクを受け入れてくれそうな所がなかったため、大山名人記念館の駐輪場にRSを停めさせてもらい、倉敷美観地区の散策を開始する事にしました。 


倉敷美観地区

倉敷は、江戸時代に幕府の天領として定められた土地で、備中の経済の中心として栄えたため、倉敷川の周辺には古くから多くの商家が建ち並んでいました。その当時の白壁・土蔵の町並みを復元・再生して保存し、観光スポットとして活用しているのが倉敷美観地区です。
 
美観地区に足を踏み入れてみると、さすがに有名な観光スポットだけあって、たくさんの人が訪れていました。今までツーリングで多くの美観地区や古い町並みを見て回りましたが、これほど多くの人で賑わっている所は初めてです。

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倉敷川に沿って建ち並ぶ白壁の建物はどれも美しく、川縁に植えられた柳の木とも相まって、情緒のある風情を醸し出していました。また、ここでは白壁の日本家屋だけでなく、所々に洋風建築も目にする事ができました。その中で最も目を引いたのが、ギリシャ神殿風の造りをした大原美術館です。この大原美術館は、昭和5年に設立された日本最初の西洋美術中心の私立美術館なのだそうです。

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その大原美術館のお隣には、大原美術館に展示されている絵画「受胎告知」の作者の名を冠したエルグレコという喫茶店があり、この地を訪れる女性たちの間では人気のスポットとなっているそうです。

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また、美観地区の中央には、大正6年に建設された倉敷町役場を改修した倉敷館という洋風建築があり、観光案内所兼休憩所として利用されていました。この休憩所はしっかりと冷房が効いていたので、夏の炎天下で火照った体を気持ちよく冷やしてくれました。

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この美観地区の中で、個人的に最も気に入ったのが、美観地区入り口付近にある犬や猫をモチーフにした雑貨を扱う「倉敷の犬猫屋敷」というお店です。看板の文字の大きさを見ても分かるとおり、その大半が猫グッズで占められていました。猫を飼う身としてはなかなか嬉しいお店です。店内を物色していると、木製の可愛い黒猫の携帯ストラップがあったので、嫁さんと子供のお土産に購入しました。

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美観地区周辺

美観地区から裏通りへ入ってみると、そこにも沢山の古い町並みが残っていました。ほぼ全ての町家が店舗化されている倉敷川沿いに対して、裏通りは人々の暮らしの気配がふんだんに漂っていました。

その中で、まず最初に目を引いたのが、美しいステンドグラスに彩られた立派な洋風建築の中国銀行本町支店です。大正11年の建築物で 国の登録有形文化財に指定されていますが、現在も現役の銀行として使用されています。

他には、世にも珍しいVespaカーをディスプレイに使ったお店があったり、少し離れた所には、お店の天井にぎっしりとビクター犬を並べた貯金箱博物館という面白いアンティークショップなどがありました。

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吉備路へ

倉敷美観地区を充分堪能したので、次の目的地へ向かいます。

倉敷駅の前を通り過ぎ、助手席ナビにナビゲートされながら国道429号線をのんびりと北上していくと、のどかな田園風景の先に立派な五重塔が見えてきます。そこが次の目的地の備中国分寺です。


備中国分寺

備中国分寺は、天平時代に聖武天皇の命によって建てられた官営の寺院ですが、残念ながらその当時の建物は南北朝時代の戦乱により焼失してしまったそうで、現在の建物は江戸時代に再建されたものなのだそうです。
境内にそびえる五重塔は、周辺のなだらかな丘陵に見事にとけ込み、吉備路を代表する美しい景観として人々に親しまれています。

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足守にてひとやすみ

備中国分寺をあとにして、再び国道429号線を北上します。このあとは、一昨年のツーリング「足守を目指す旅」で使った帰りのルートをトレースし、豪快な走りを楽しもうと思っていたのですが、暑さがかなりこたえていたので、足守の町に立ち寄って足守プラザで冷たいかき氷を頂きました。

 

この足守の町は、「足守を目指す旅」の際に充分散策したので、今回はかき氷を食しただけで立ち去りました。 

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またしても雨

そのまま北上を続けようと思っていたのですが、いつの間にか西の空には暗雲が立ちこめ、今にも雨が降り出しそうでしたので、このまま帰路についた方が良かろうと思い、足守川沿いの県道を走って岡山総社まで戻り、岡山自動車道へ飛び乗りました。

山陽自動車道へ合流する頃には少し雨がパラつき出しましたが、すぐに止んだので何とか雨はやり過ごせたと思っていたのですが。その先の笠井山トンネルの電光掲示板には「トンネル出口雨のためスリップ注意!」と警告がでていました。

 

やばいかも・・・と思いながらトンネルを通過すると、警告通り雨が降っていました。しかも結構な雨量で、時々雷も鳴っていました。

何のこれしき!我がRSは、雨の中を走っても肩口しか濡れないと言われたほど完璧なウィンドプロテクションを誇ったR100RSの正当な後継機種、この程度の雨など恐るるに足らず!

・・・と意気込んで雨の中を駆け抜けて行きました。幸い和気に差し掛かる辺りで雨は止みましたが、ウェアの肩口から袖口にかけてと、ジーンズの前半分がしっかり濡れてしまいました。トホホ・・・。

でも、そのまま高速走行を続けていると、走行風によってウェアとジーンズはすぐに乾いてくれました。いかにも夏ツーリングらしいですね。

姫路西ICで山陽自動車道を下りて、姫路西バイパスへ合流したのは17時過ぎ、帰りはちゃんと「通勤割引」を適用する事が出来ました。


あとがき

今回は、わりと近場の倉敷・吉備路を探訪してみました。久しぶりに晴天に恵まれたと思ったのですが、やはり最後は雨で締めるという最近の雨天ツーリングのパターンに見事にハマってしまいました。次のツーリングこそ、この悪いサイクルを払拭したいですね。