紅葉ツーリング

2006年11月25日(

車両:BMW R1100RS

走行距離:194km

カメラ:Canon IXY DIGITAL450


私の風邪の悪化により中止となった「プチ・イージーライダーな旅11」の埋め合わせとして、年内で三人の休日が合う唯一の日である本日、急遽ツーリングを敢行する事にしました。しかし何分急な発動であったため、残念ながらミキオ君は家庭の用事のため参加出来ず、私とウメちゃんの二人でのツーリングとなりました。

今回は、時節柄紅葉をテーマにしたツーリングを敢行したいと思い、前日深夜に近畿・中国地方の紅葉の見所をネットで調べ、何パターンかのツーリングプランを準備して当日を迎えました。


準備万端?

前回のライディング時に比べると、最近は随分寒くなってきたので、耐寒ジャケットの下にトレーナーやフリースを着込み、革パンの下にパッチを履き、防寒対策に万全を期して集合場所である姫路SAへ向かいます。集合時間の15分程前に到着すると、既にウメちゃんは駐車場に愛車を停めて待機していました。周りには何台かのバイクが停まっていて、我々同様ツーリングの集合待ちをしていました。寒くなったとはいえ、紅葉ツーリングには絶好の時期なので、まだまだ走りに出るライダー達も多い様です。

ウメちゃんと休憩室で本日の打ち合わせをし、今回準備したプランの中から走行ルート・距離ともに妥当な、丹波市の紅葉の名所「高源寺」を目指すプランを選択しました。

目的地も決まったので、毎回恒例のスタート時の写真を撮り、秋の紅葉ツーリングをスタートさせました。何の問題もなく順調な滑り出しに思えましたが、走り出して少ししてからある事に気づきました。


「オーバーパンツと桐灰の足の冷えない靴下を忘れた・・・・。」

 

準備万端のつもりが、防寒グッズを二点も忘れて来るとは・・・不覚!!


あれ、竹谷山渓谷は?

姫路東ICまで姫路バイパスを走り、国道312号線を経由して国道372号線へ合流し、いつもながらの快走ルートを走ります。春先には鮮やかに、そして夏場には深みのある緑色に包まれていた山々が、今日は所々に赤茶けた色の秋化粧をして我々を出迎えてくれます。そのため、走り慣れた道でありながらも、少しだけ新鮮な気分で駆け抜ける事が出来ました。

法華口交差点で国道372号線を離れ、県道716号線を使って北上を開始します。この道は国道372号線と中国自動車道の加西ICを結ぶ何の変哲もない県道なのですが、左右の沿道に点在するお店が軒並み潰れていて、何となく退廃的な雰囲気が漂う道でした。

そのまま北上を続けると、道路は県道716号線から県道24号線へとかわり、中国自動車道の加西ICを通過してからは、山間部へと進入していきます。車の量も少なくなってきて、ペースもあがってきたので、我々二台は、秋めいた色に包まれた山々を眺めながら快走を続けます。

この辺りには、竹谷山渓谷という紅葉の名所があり、今が見頃を迎えているという情報もあったので、高源寺へ向かう途中に立ち寄りたいと思いながら注意深く探していたのですが、竹谷山渓谷を示す看板が見あたらないまま県道24号線と国道427号線との交差点(糀屋交差点)まで辿り着いてしまったので、トイレ休憩及び場所検索を兼ねてコンビニで休憩する事にしました。

コンビニで缶コーヒーを飲みながらツーリングマップルを見ていると、地元のおじいさんが声を掛けてきてくれて、高源寺までの道程を詳しく教えてくれました。ありがとうおじいさん、でも今は竹谷山渓谷を探しているんですよ。

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竹谷山渓谷

ツーリングマップルで竹谷山渓谷の位置もわかったので、少し後戻りする事になりますが、奥中という交差点から県道295号線に分岐し、竹谷山渓谷を目指す事にしました。翠明湖の一部をかすめて山奥へ入って行くこの道は、綺麗に整備された高速コーナーが続き、少ない交通量とも相まってとても気持ち良く走る事が出来ました。

県道295号線から県道143号線へ分岐し、大体この辺りが竹谷山渓谷であろうと思われる場所を走って見ましたが、なかなか美しい紅葉にはお目にかかれません。分岐する道を行ったり来たりしているうちに、なか・やちよの森公園という看板が目に入ったので、その道を登って行きました。すると、ちらほらと紅く染まった紅葉が姿を現しました。これは期待出来そうです。

なか・やちよの森公園の入り口にバイクを停め、公園内に入って見ましたが。所々に美しく紅色に染まった紅葉があるものの、辺り一面が色づいているというわけではなく、少しだけ拍子抜けでした。

ところで、ここが竹谷山渓谷で合っているのかな・・・?

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紅葉のおでむかえ

再び国道427号線に戻り、秋の景色を楽しみながら高源寺を目指して再びアクセルを捻ります。今まで走って来た道中では、山々は秋の彩りを身にまとってはいるものの、なかなか紅く燃える様な紅葉にはお目にかかれませんでしたが、「道の駅:R427かみ」を通過する際に、向かいにある青玉神社の境内に、見事に色づいた紅葉が見られたのを皮切りに、ちらほらと美しい紅葉が目につきだしました。

そして、播州トンネルを抜けると、沿道に見事な紅葉並木が現れました。その紅葉は、私が求めていた理想的な色づき方をしていました。沿道の並木でこれだけの美しいのですから、高源寺の紅葉はさぞかし見事なのだろうと思い、まだ見ぬ高源寺の紅葉に思いを馳せ、我々は先を急ぎました。

峠を抜けると、国道427号線はツーリングマップルのコメント通り、まっすぐに延びるなだらかな道となり、加古川の源流に沿って走るかたちとなります。川の向こう側には、美しく色づいた紅と黄の木々に囲まれた鳥居が立っていて、幻想的な光景を醸し出していました。

こんなに美しい光景を目にすると、高源寺の紅葉に対する期待は高まるばかりですが、バイクを進めて行くにつれ、沿道の紅葉の色が少しずつくすんだ色に変わりつつあるのが気がかりです・・・。一抹の不安を抱えながらも、ようやく高源寺へ辿り着き、係員の誘導にしたがって駐車場へバイクを滑り込ませました。さすがに紅葉の名所だけあり、駐車場までの沿道も多くの人で賑わっていました。


高源寺

高源寺は、鎌倉時代に開かれた臨済宗のお寺で、高源寺という寺号は後醍醐天皇から与えられ、後には勅願寺にもなったそうです。当時はかなりの規模の寺勢を誇ったそうですが、信長の丹波侵攻により残念ながら全て焼失したそうです。なので、現在の伽藍は江戸期に再建されたものだそうです。

拝観料300円を支払って惣門をくぐり、参道を歩いて境内の紅葉を楽しみますが、紅葉の紅は期待した程ではなく、少し機を逸した感が拭えません。山門をくぐって仏殿まで上がり、多宝塔の方まで回ってみましたが、残念ながら燃えるような紅い紅葉には出会う事が出来ませんでした。

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紅葉ロード

高源寺の紅葉の紅色がイメージと合わなかったので、来た道を引き返し、ここまでの道中で見た綺麗な紅葉ポイントに立ち寄って見る事にしました。

まずは、加古川源流の向こう側に渡り、黄と赤の木々に囲まれた鳥居の幻想的な光景を撮影します。黄色く色づいた木が鮮やかで、紅葉の紅とお互いを引き立てあいながら競演し、とても美しい空間でした。

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そして、播州トンネルの手前の紅葉並木の辺りまでバイクで戻り、この燃える様な紅い紅葉をバックに、バイクを写真に納めました。この播州トンネル付近の紅葉が、最も理想的な紅色を木々全体に湛えていました。ちなみに、あとで知った事なのですが、国道427号の播州トンネル〜高源寺あたりまでの区間は、通称「紅葉ロード」と呼ばれているそうです。

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帰り道

時刻も14:00を過ぎていたので、昼食をとるために「道の駅R427かみ」に立ち寄りましたが、あいにく併設されているレストランは人手不足の様で、空席が多数あるにも関わらず、食器を下げるのもままならない状態で4組の順番待ちが発生していたので、そこで食べるのは諦めて、県道8号線で山越えをして国道312号線へ合流し、福崎町まで戻って来てからラーメン屋さんで昼食を済ませました。

福崎町からは、播但連絡道を使って一気に姫路まで帰ってきました。後半は日も陰り、天気も下り坂ではありましたが、少し雨がパラついた程度ですみました。


あとがき

冒頭にも述べた様に、今回は紅葉をテーマにしたツーリングを敢行したいと考えていました。近畿・中国地方の主だった紅葉スポットをピックアップし、何パターンかのツーリングプランをたてましたが、日没までには家に帰っておきたいという思いが強く、今回は高源寺を最終目的地に設定しました。

肝心の高源寺の紅葉は少し期待していたものと少し違いましたが、「紅葉ロード」で理想の赤を堪能できたので良しとしましょう。


そうそう、オーバーパンツと桐灰の足の冷えない靴下を持参するのを忘れましたが、本日のツーリングでは寒さに震える事もなく、大事に至らずに済みました。