王子が岳ツーリング

2006年05月05日(金)

車両:BMW R1100RS

走行距離:280Km

カメラ:Canon IXY DIGITAL450&ウメちゃんカメラ


ゴールデンウィークの連休もいよいよ残すところあと三日となった本日、「プチ・イージーライダーな旅」メンバーの「ウメちゃん」と走りに出る事にしました。いつもの「プチ・イージーライダーな旅」と違い、あらかじめ打ち合わせをしていなかったため、もう一人のメンバーの「ミキオ君」は残念ながら家庭の用事のため都合がつきませんでした・・・残念!

連休中は車が多くて渋滞等も予想されるため、目的地をあまり遠くに設定せず、片道100km程度の距離を気楽に楽しもうという事になったので、以前にも「プチ・イージーライダーな旅4」でも訪れた事がある「王子が岳(おうじがたけ)」を目的地に設定しました。というのも、以前訪れた際に「王子が岳」の前面に広がる「渋川海岸」の景色が印象的だったので、うららかな春の陽気の下でもう一度あの海岸線を走りたいと思ったためです。


姫路サービスエリア

今回はのんびりとしたツーリングになるため、出発時間もいつもより遅めの午前10:00にしました。いつも通り定刻より15分ほど前に集合場所である姫路 SAへ到着すると、既に「ウメちゃん」は待機していました。ただ、駐車場には我々の他にバイクはおらず、いささか予想外でした。少し時間が遅いからかな・・・?

と思っていたら、その後次々とライダー達が集まり出して、私たちがスタートを切る頃には7〜8台のバイクが待機していました。子供を後ろに乗せたご夫婦ライダーなどもいて、なんとも微笑ましいものがありました。天気にも恵まれたので、今日は道中でもたくさんのライダーと遭遇できそうですね。

休憩室で「ウメちゃん」と本日のルートの打ち合わせを済ませ、予定通り午前10:00にツーリングをスタートさせました。ただ、姫路SAを出たあとに気づいたのですが、スタート時の写真を撮るのを忘れちゃいました・・・。


春の陽射しとともに走る

気持ち良い青空の下、我々は姫路バイパスを終点まで走って国道2号線へ合流し、車の流れに乗って相生市を通過します。心配された渋滞もなく出足は順調です。また、対向車線を次々とツーリングライダー達が駆け抜けて行くので、ツーリング気分もより一層高まります。

片側二車線の道路が一車線になるころには、周りの景色ものどかな農村風景へと姿を変えます。うららかに降り注ぐ春の陽射しが、山の木々の緑を鮮やかに浮き上がらせ、青空との絶妙なコンビネーションとも相まって、素晴らしい景色を我々に提供してくれます。そして、その景色の中に、ゆるやかな孤を描きながら我々が進む道路がとけ込んでいく様は、我々ツーリングライダーのテンションをさらに高めてくれます。

順調なペースを保ちながら国道2号線で備前まで走ったあと、「岡山ブルーライン」に乗るために県道260号線へ分岐しました。全て順調に進んでいたかに見えたのですが、どこかの信号待ちの際に「ウメちゃん」がガムを踏んづけてしまうという笑えるマイナートラブルが発生しました。


「バイクのステップのグリップが良いと思ったら〜♪ガムを踏んづけてました〜♪」

ちっきしょ〜!by小ウメちゃん太夫


片上大橋

「岡山ブルーライン」でしばらく山裾に沿って走ると、右手に美しい入り江の景色が現れます。そして、その入り江の風景を楽しみながらさらにバイクを走らせていくと、「岡山ブルーライン」は大きな橋の上を通過します。これが片上大橋です。ここからの景色はとても素晴らしく、ツーリングマップルにも「心洗われる眺望」と紹介されているほどです。春の陽射しに照らされた風景がいつにも増して美しかったので、片上大橋を渡りきった所にある休憩所にバイクを停めて、思う存分景色を堪能しました。「ウメちゃん」はバイクのステップに付いたガムの後始末にいそしんでいました。

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道の駅:一本松展望園

片上大橋を過ぎたあとも、しばらくは美しい入り江の景色を眺めながら走る事ができますが、その後は山の中を抜けて行きます。最初に現れる「道の駅:黒井山グリーンパーク」では、入り口に満車という看板を掲げたガードマンが立っていました。さすがにゴールデンウィークですね。我々はその先にある「道の駅:一本松展望園」までバイクを走らせ、最初の休憩をとる事にしました。 「道の駅:一本松展望園」もゴールデンウィークらしい賑わいを見せており、駐車場には多くの車が停まっていました。また、ショベルヘッドのハーレー乗りや、アベック(夫婦?)のハーレー乗りなど、個性的なライダー達も沢山休憩中でした。そして、我々が休憩をとっている間にも、次々とライダー達が駐車場へ入ってきていました。 今日は天気が良かったので、この「道の駅:一本松展望園」から小豆島まで見渡す事が出来ました。
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渋川海岸

「道の駅:一本松展望園」をあとにして、あたり一面に広がる田園風景を眺めながら「岡山ブルーライン」を終点まで走り、再び国道2号線へ合流します。さすがにこの辺りは交通量も多いので、車の流れに乗って走行車線をゆっくり走っていると、道路脇に青い服を着たオッサンが座っているのが見えました。そしてその前には何やら怪しげな機械が・・・・!なんと姑息にも岡山県警がネズミ取りの罠を張り巡らせていました。車の流れに乗ってゆっくり走っていたので事なきを得ましたが、追い越し車線を勢いよく走って行った車がしっかりと御用になっていました。

そういえば、私が一昨年の秋にスピード違反で捕まったのも、この岡山の国道2号線の延長線上だったなぁ・・・。

我々は国道2号線から県道45号線へ合流し、児島湾大橋を使って児島湾を渡り、右手に見える児島湖の美しい景色を楽しみながら走ります。玉野市入りを果たしたあとは、国道30号線へ合流してループ橋を一気に駆け下り、宇野港近くで国道430号線へ合流しました。三井造船の大きな工場を眺めながらしばらくバイクを走らせると、やがて前方に綺麗な海岸が現れます。ここが本日のお目当ての一つである「渋川海岸」です。

「王子が岳」への登り口へ辿り着くまでの間、「渚100選」や「白砂青松100選」にも選ばれているこの海岸を眺めながら、とても気持ち良いシーサイドクルージングを楽しみました。

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王子が岳

そして、「渋川海岸」の後ろに聳える立つ奇岩・怪石の山「王子が岳」へバイクで登り、眼前に広がる雄大な瀬戸内海のパノラマを、心ゆくまで楽しみました。やはりここへもかなり多くの人が訪れていましたが、不思議な事にライダーは我々二人だけでした。

当然の事ながら、ニコニコ岩も健在でした。

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旧野崎浜灯明台

瀬戸内海の美しい景色も充分堪能したので、このまま引き返しても良かったのですが、せっかくここまで来たのだからもう一度「鷲羽山スカイライン」を走っておこうと思い、児島の街を抜けて「鷲羽山スカイライン」へ向かう事にしました。ただ、その前にちょっとだけ寄り道をします。

というのも、JR児島駅の前に広がる小さな港の傍らに、大きな灯籠がひっそりと佇んでいるのですが、この灯籠の正体を今まで確認出来ずにいたのでずっと気になっていました。以前牛窓に訪れた時に「灯籠堂」という建物を見た事があるので、昔の灯台である事は容易に想像がつくのですが、この機会に立ち寄って調べてみようと思ったためです。

立て札の説明を読んでみると、この灯籠の様な建造物は「旧野崎浜灯明台」といって、1863年(文久3年)に建てられた灯台でした。当時この辺りは塩田による塩作りが盛んで、製塩資材の搬入や諸国からの塩の買い付けでかなりの賑わいを見せていたそうです。そのため、入り船を導く夜間照明と塩釜明神への献灯を目的として、この「旧野崎浜灯明台」が建てられたそうです。

昭和44年の塩田廃止によりその役割を終えましたが、昭和49年に倉敷市指定建造物となり、その翌年に解体修理が実施され現在に至っているそうです。近くにはこの塩田によって栄えた旧野崎家邸宅もあるそうなので、次回こちらに走りに来た時には立ち寄って見るのも良いかも知れませんね。

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鷲羽山スカイライン

「旧野崎浜灯明台」をあとにして、いよいよ「鷲羽山スカイライン」を走ります。前半は巨大な瀬戸大橋の雄姿と美しい瀬戸内海の景色を眺め、中盤は時々見え隠れする児島の街を見下ろし、そして後半は巨大な水島コンビナートを眺め、大きく様変わりする景色を楽しみながらクルージングを楽しみました。

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鷲羽山スカイライン」を走り終えたあとは、県道62号線→倉敷玉野線→国道30号線→県道405号線と走り、行きと同じルートを辿って姫路まで帰って来ました。最後に姫路SAに立ち寄って解散となる予定でしたが、その手前のトンネルが渋滞していたので、急遽姫路西バイパスへ迂回し、太子町のドライブインで解散となりました。


あとがき

好天に恵まれたため多くのライダーを見る事ができ、ゴールデンウィークらしい満足感の高いツーリングを堪能する事が出来ました。のんびりと近場を流すだけのつもりが、終わってみれば結構距離を走っていました。