紅葉を求めて

2005年11月27日()走行距離265km Canon IXY DIGITAL450


11月最後の日曜日、RSでツーリングに出る事にしました。昨年のツーリング記録では、11月20日が最後のツーリングになっていましたが、今年はまだまだ走りますよ〜!この時期にツーリングに出るのなら、やはり紅葉をテーマにしたツーリングにしたいと思い、事前にネットで色々調べてみました。

兵庫・鳥取・岡山などの紅葉スポットを検索したところ、「武田尾」という見覚えのある地名が出てきました。確か、このホームページの「乗った日」の日記でリンクしていただいている「まっする氏さん」が、昨年ツーレポを書かれていた場所のはず・・・。確認してみるとやはりそうでした。ツーレポの写真の紅葉もきれいだったので、今回はこの「武田尾」を目的地にし、その後は気分次第で走ってみる事にしました。


武田尾まで

完全な冬装備に身をつつみ、家を出たのは午前9:00、まずは姫路バイパスを東へ向かって走ります。当初は加古川市あたりで一般道へ下りて、県道をつかって「武田尾」を目指そうと思っていたのですが、どういうわけかバイパスでの高速走行フィーリングがやけに良かったので、そのまま播但有料道路を経由して山陽自動車道を使う事にしました。

山陽自動車道では走行車線を時速80〜100キロ程度で流しながら、ひきつづきRSの高速走行フィーリングを楽しみました。途中の淡河PAで少し休憩をとったあと、中国自動車道へ合流し、西宮北ICで一般道へ下りてからは国道176号線を北上しました。対向車線を駆け抜けていった白いR100RSもとても気持ちよさそうに走っていました。

しばらく北上をつづけ、道場という交差点を右折して県道327号線へ合流します。あとはこのまま道なりに走っていけば、おのずと「武田尾」へ到着するはず。そう思ってRSを走らせてたのですが、気がかりな事に少しずつ道幅が狭くなっていきます。しかも、川沿いに走る道にも関わらずガードレールすらありません。路面に落ち葉も散乱していていて、うっかりするとタイヤを滑らせて転倒しそうです。やたらと不法投棄禁止の看板も見受けられ、ちょっとした廃道っぽいイメージです。

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しばらく走ると通行止めの看板が建っていましたが、まばらに対向車がやってくるので通行は可能な様です。さらに走るとダムが現れ、そのダムを越えて走行をつづけると、ようやく少し大きめの県道に合流しました。

予定にはない合流でしたが、その県道を少し南に走ると案内標識に「武田尾」の文字を見る事が出来たので、その通りに走って何とか「武田尾」へ到着する事が出来ました。後で調べてみると、ダムの横を通った時点で少し遠回りをしていた様です。本来は通行止めの看板が建っていたところから直接「武田尾」入りする道があるのですが、台風の影響で橋が落ちているため、強制的にダムの方へ迂回させられていた様です・・・納得。


武田尾

「武田尾」について調べてみると、1641年に豊臣方の落武者である武田尾直蔵が発見したという、渓流沿いの温泉地です。また、旧JR福知山線の廃線跡のトンネルなどが残っているため、廃線マニアの間でも有名なスポットの様です。

現地に到着すると、かなり大規模な駐車場が整備されていたので、これはかなり観光に力を入れているのかと思っていると、そのほとんどが宝塚市が運営する契約駐車場でした。こんな山奥なのに契約駐車場って・・・?観光用の駐車場は無さそうだったので、沿道にバイクを停めてしばらく辺りを散策してみました。

沿道に植えられた木々は見事に紅葉し、訪れた観光客の目を愉しませていました。ただ、山の斜面の木々は色あせ感が強く、もう少し赤味が欲しい気がしました。先に触れた廃線跡がハイキングコースとして整備されているため、歩きに来ている人たちが多かったので、つられて私も少し歩いてみました。

ハイキングコースの散策で少し汗ばんだため、売店でソフトクリームを食べながら少しのあいだクールダウンし、12:00頃に「武田尾」をあとにしました。

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しばし迷走

「武田尾」をあとにしてしばらく県道を北に走ります。ここまで来たのだから有馬富士を一目見ておこうと思い、県道68号線を西に走って有馬富士公園に立ち寄ってみましたが、どれが有馬富士なのか良く分からなかったので早々に立ち去りました。

その後は篠山方面を回って見ようと思い、国道176号線を北に走ります。反対車線に白バイが5台も並んでいたりして少々驚きましたが、なかなか快適に走れる道でした。篠山入りを果たしたものの、紅葉の見所といえる様な場所は発見できず、しばし迷走した挙句、ふいに「るり渓」に行ってみようと思いたち、国道 372号線を東に進路をとりました。

国道372号線では、残り少ないツーリングシーズンを楽しむために走りに出た、多くのライダーやツーリンググループと遭遇しました。車の流れに乗ってRS を走らせ、天引トンネルを越えて間もなくの交差点を南下し、県道54号線を使って「るり渓」を目指します。県道54号線は緩やかなカーブが連続する走りやすい道だったので、山間の景色を楽しみながら一気に「るり渓」まで駆け抜けました。


るり渓

「るり渓」は、通天湖から流れ出す清流によってできた渓谷で、「青色の美しい宝石・瑠璃にも似た美しさ」というところからるり渓と名付けられたそうです。平成8年環境庁の「残したい日本の音風景百選」にも選ばれているそうです。奇岩・怪石のスポットとしても有名で、約4kmに及ぶ渓谷には「名瀑」「綿繍巌」「座禅石」など多くの見所がありました。

しかし、残念ながら紅葉の見頃は逸してしまった様で、美しい紅葉とは巡り会えませんでした。

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滝野・社まで

「るり渓」をあとにしたのが14:30。まだもう一か所ぐらい寄り道できそうなので、国道372号線を使って帰る道中の滝野町にある「闘龍灘」を見物して帰る事にしました。

再び県道54号線を快走して国道372号線へ合流し、西へ向かって走ります。車の流れに乗って軽快に走り、多くのライダー達とすれ違いながら滝野町を目指しました。途中でクラシックオープンカーと擦れ違ったりしてなかなか楽しめましたが、走行距離も200kmを超えたため、少し背中の辺りに疲れを感じてきました。寒さはさほどではないものの、冬装備自体が結構な重さなので、少しずつ疲れが蓄積されているのかもしれませんね。あと、少し腕に力が入り過ぎている傾向があるため、意図的に力を抜くように心掛けながら走りたりしてみました。

 

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そしてようやくナイル書店でお馴染みの(ローカルネタですみません)社町まで帰ってきました。中国自動車道の滝野社ICからほんの少しだけ北に走り、「闘龍灘東」交差点を左折すると苦もなく「闘龍灘」へ辿り着きました。

 

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闘竜灘

「闘龍灘」とは、東播磨地区を流れる加古川中流の名勝で、河床いっぱいに隆起した岩石の間を縫う様に流れる激流が巨竜の躍動に似ていることから、幕末の詩人梁川星巖が名付けたそうです。そして、舟運の難所であったこの「闘龍灘」の東端を削って造られたのが、「掘割水路」です。

「闘龍灘」を流れ落ちる水の音が非常に勇壮で、龍が暴れ狂っているかの様です。先ほど訪れた「るり渓」が「静」の岩石スポットだとすると、この「闘龍灘」はまさしく「動」の岩石スポットと呼んで差し支えないでしょう。

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「闘龍灘」の見物を終えたのは16:00少し前、そろそろ帰路につかなければなりません。後はひたすら国道372号線を使って姫路まで帰ってきました。


あとがき

今日のツーリングは、紅葉をテーマにして走りました。「武田尾」では綺麗な紅葉を目にする事が出来たので、当初の目的を達する事が出来ました。ただ、全体的に見ると、紅葉ツーリングというよりは、岩石巡りツーリングといった方がよさそうな結果となりました(笑)。

桜や紅葉など、季節モノをテーマにしたツーリングは、時期の選定がむずかしいですね。