日本のエーゲ海牛窓に行く!

2005年02月23日(水) 走行距離 173Km Canon IXY DIGITAL450

早いもので、年が明けてからはや二か月が経とうとしています。今期も残り一か月余りとなりましたが(三月決算なので)、有給休暇が30日も残っているため、ここらで一日ぐらい休んでおこうと思い、休暇を取る事にしました。昨日の夜の天気予報では、今日は晴れで気温も高いとの事でしたので、うまく行けばバイクに乗れるかな?という期待を持って今日を迎えました。目が覚めて外を確認すると、予報通りのいい天気だったので、2005年度初のツーリングに出る事にしました。行き先は日本のエーゲ海「牛窓」です。


いざ牛窓へ

午前9:30頃、約二週間ぶりにRSのエンジンに火を入れてツーリングをスタートさせます。基本ルートは前回のツーリングとほぼ同じで、姫路バイパスから国道2号線を経由して岡山ブルーラインへ入ります。風は少し強めですが、指先に冷たさを感じる事もなく、牛窓までは余裕で往復できそうな暖かさです。約一時間余り走り、一本松SAで軽く休憩をとったあと、邑久(おく)ICから県道39号線へ合流します。のどかな県道で車もあまり走っていませんでしたが、今年初のツーリングでネズミ取りに捕まってはシャレにならないと思い、制限速度+10キロ程度の安全速度でのんびりと牛窓を目指しました。

牛窓は、オリーブが栽培出来るほどの温暖な気候のためか、「日本のエーゲ海」と呼ばれています。まあ本当にそう思っている人はいないと思いますが・・・。全国各地によくある「小京都」みないなもんでしょう。ただ、その名前の由来は古く、日本書記の時代にまで遡ります。なんでも神功皇后(じんぐうこうごう)の船を襲おうとした巨大な牛の化け物を、怪力の老人が投げ飛ばした事が由来となり、牛が転んだ場所なので「牛転(うしまろび)」と呼ばれ、それが訛って「牛窓」になったとの事です。そんな伝説の地も、昨年11月の市町村合併により、瀬戸内市という味もそっけもない名前になってしまいました。少し残念ですね。

牛窓へ入り、海沿いにバイクを進めていると、ひときわ道幅が狭い通りへ入り込みました。位置確認のために小さな公園前にバイクを停めて案内地図を見てみると「唐琴(からこと)通り」と書いてありました。どうやらこの通りの名称の様です。案内地図の中には面白そうな見所が点在していましたので、この唐琴通りを少し散策してみる事にしました。

まず周りを見て一番に目を引いたのは、公園の前に建っている一風変わった三階建ての建物です。一階部分にはポスターが沢山貼られていて、何やら小さな碑も建っています。内容を確認してみると、どうやら「カンゾー先生」という映画のロケ地となった建物だそうです。その奥には、「高祖酒造発祥の地」という看板を掲げた立派な屋敷が建っていました。こちらはしっかりと造られた入母屋造りの見事なお屋敷でした。そして、通りを少し散策しながら天神社へ続く坂を登って行くと、神話の舞台である牛窓の港が一望出来ました。

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灯籠堂と周辺散策

今度は唐琴通りの東側一帯を散策するために、ゆっくりとバイクを通りの外れまで走らせます。そこには昭和63年に再建されたという灯籠堂がありました。昔は灯台の代わりを果たしていたのでしょう。灯籠堂の近くには、神功皇后が五香宮に参拝する時に船をつないだという岩が祭られていました。通りを少し戻ると、昔の蔵を利用したSP・LPレコード資料蔵なるものがあり、その近くには煉瓦造りの中国銀行旧牛窓支店が「街角ミュゼ牛窓文化館」として残っていました。

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唐琴通り西側散策

再びバイクを走らせて、今度は唐琴通りの西側一帯を散策します。現在は「海遊文化館」として利用されている旧牛窓警察署があり、写真には納めませんでしたが旧牛窓郵便局も喫茶店として生き残っていました。また、裏の坂の上にある本蓮寺には、立派な三重の塔がそびえ立っていました。

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帰り道

唐琴通りを散策し終えたあとは、近くにあるファミリーマートで弁当を買って少し遅い昼食を取り、あとは牛窓の港を一望出来る「ミティリニ広場」を経由して県道39号線に戻り、一気に姫路まで帰ってきました。

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あとがき

牛窓は、日本のエーゲ海というだけあって、ホテルなどは地中海風の造りをしていますが、町そのものは、昔の風情を残した小さな町で、一言でいうと、神話と明治と地中海が少しずつちりばめられた港町という感じでした。2005年初のツーリングとしては、なかなか良いツーリングでした。