四国ツーリング(最終日)

2005年05月06日(金) 走行距離 370km(累計978km)


雨にかすむ太平洋

前日の夜から天気予報をかじりつく様に見ていましたが、雨という予報は覆りませんでした。しかも四国地方は豪雨で、時々雷まで鳴るとの事でした。予定を1日前倒ししたのは大正解でした。

しかし、ここからは姫路まで帰る事を考えなければなりません。当初の予定では、国道56号線を使って高知まで走り、鎮守の森公園で長宗我部元親の銅像でも見て帰ろうかと考えていましたが、天候は思った以上に悪く、無事に姫路まで帰り着けるかどうかすら危うい状況です。ただ、色々考えていても仕方が無いので、全ては朝起きてから判断しようと思い、昨夜は眠りにつきました。

そして、目が覚めたのが何と午前5時半。窓を開けて外を確認してみると、雨は降っているもののそれほどひどい状態ではありませんでした。が、テレビを見ると、鹿児島・宮崎には大雨と暴風警報が出されているとの事。着実に大雨は西から迫りつつありました。

しばらく考えた結果導き出した答えは、大雨に飲み込まれる前に、また、交通量が増える前に、何とか高速道路まで走ってしまおうという事でした。こういう事態を想定して、本日の行程を走りきるだけの燃料は昨日のうちに補給済みです。

かくして、午前6:00にチェックアウトを済ませ、高校時代の自転車通学で愛用していた雨ガッパを装着し、街が動き出す前に、約75?ほど先にある高知自動車道の須崎東ICを目指します。本日は、無事に家まで辿り着く事のみを考えてRSを走らせます。奇しくも、今日通る国道56号線は、昨日バイクで死亡事故があった久礼坂を通るルートです。気を引き締めて運転せねば・・・。
それにしてもこの雨ガッパ、卒業以来19年にもなるというのに、こんなに酷使されようとは思いもしなかった事でしょう・・・。

走り出して間もなく、目の前に海が現れました。私の様な瀬戸内地方に住むものにとっては、滅多に見る事が出来ない太平洋です。まだ雨量も少なかったので、その姿を写真におさめました。

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さらば青い国四国

観光気分はここで終わり、再び国道56号線で須崎東ICを目指します。目論見どおりほとんど車は走っておらず、ほぼ単走状態です。まれに後ろから車が来ても、道を譲ってやりすごします。無理は禁物!

晴天であれば思わず立ち止まって写真におさめたであろう美しい景色も、本日は素通りして先を急ぎます。山には雲が低く垂れ込め、山間部を走るときなどは、まるで水墨画の中を走っているかの様でした。例の久礼坂も無事に越え、ようやく須崎東ICから高知自動車道へ上りました。

南国SAでは、この南に位置するであろう旧長宗我部家の居城であった岡豊城跡に思いを馳せ、川之江東JCTまでの区間では延々と続くトンネルの長さに驚き、ようやく川之江JCTから見覚えのある景色が広がる高松自動車道へ進入しました。そして、最後に高瀬PAに立ち寄って充分休養をとったあと、いよいよ瀬戸大橋へ向かいます。

善通寺ICを通過してしばらく走ると、前方に四国入りの際に私とRSを暖かく迎えてくれた讃岐富士が見えてきました。これでいよいよ四国ともお別れです。讃岐富士の麓で瀬戸大橋方面に旋回しながら、四国に別れを告げます。

さよなら「青い国四国」、相棒と一緒に必ずまた来るよ〜。

感傷にひたりながら瀬戸中央道へ入り、左右から交互に吹き付ける強風に耐えながら、瀬戸大橋を何とか無事に渡りきりました。 児島PAで少し長めのをとったあと、山陽自動車道を使いって一気に姫路まで帰ってきました。


あとがき

今回、私が胸に抱いていた四国ツーリングのテーマは三つ

1)道後温泉で明治人の息吹に触れる。
2)最後の清流四万十川の姿をこの目で見る。
3)四国の覇者長宗我部家ゆかりの地を訪れる。

という物でした、残念ながら長宗我部家ゆかりの地を訪れる事は出来ませんでしたが、全く悔いはありません。むしろそれ以上に、四国を走る多くのライダーと旅の楽しさを共感出来たことが、とても楽しい思い出となりました。

最後に、この四国を無事に駆け抜けてくれたRS、本当にありがとう。