四国ツーリング(二日目)

2005年05月05日(木) 走行距離 295km(累計608km)


オールドハーレーと出会う

朝食を済ませ、身支度を整えて午前7時半にホテルを出発し、近くのガソリンスタンドでタンクを満タンにして本日の行程を走破する体制を整えます。給油している最中になにげなく交差点を眺めていると、黒いハーレーが左手でレバーを動かしてシフトチェンジをしながら、気持ち良さそうに走り去って行きました。なんとも古そうなハーレーダビッドソンです。こういう珍しいバイクを見かけるのも、ツーリングの楽しさのひとつですね。

国道56号線を南下し、途中から国道378号線へ分岐します。そして、急峻な峠を越えてしばらく走ると、いきなり目の前にきれいな海が現れました。そう、ここから始まる絶景快走路が、ツーリングマップルで穴があくほど見つめ続けた「夕やけこやけライン」です。頭の中に思い描いていた通り、綺麗な海を眺めながら走ることができる気持ちよい道でした。あまりにも海が美しいので、きれいな海岸線の景色をバックにRSの写真を撮ろうと思い、「道の駅:ふたみ」へ入りました。

海をバックに写真を撮っていると、気持ちのいいツインサウンドがどこからともなくこだましてきます。まもなくすると、先ほどガソリンスタンドから見た黒いオールドハーレーが現れ、「道の駅:ふたみ」入って来て、私のRSのとなりに駐車しました。おお、何という偶然!

ライダーは高知の方で、四国の海岸線を反時計回りに走り、徳島・香川とまわって今日が三日目なんだそうです。メンテはほとんど自分でされるそうで、「そうでないと、乗ってられない。」との事でした。昨日も高速をおりたところで止まってしまったそうですが、それもまた楽しみの一つなんだそうです。ちなみにこのハーレーは左足がクラッチになっていて、左手でレバーを動かしてシフトするそうです。まるで車みたいですね。

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夕焼けこやけライン

「道の駅ふたみ」を後にして、再び「夕やけこやけライン」を南下します。多くのバイク乗りとピースサインの交換をしながら気分良くRSを走らせます。目の前に広がる美しい海がさらに気分を盛り上げてくれます。子供に買ってあげたおみやげのラベルに「青い国四国」という表現が使われていましたが、この海の美しさを見れば思わず納得です。 名前は夕やけだけど、朝に走っても気持ちの良い道でした。

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佐田岬メロディーライン

「夕やけこやけライン」を走り終えると、道は一旦海辺から離れます。長いトンネルを抜け、交差点を右折して国道1 97号線へ合流すると、そこは佐田岬半島を縦断する「佐田岬メロディーライン」です。

この道は山の尾根沿いに走る快走路なので、雄大な景色を堪能しながら気持ち良く走る事が出来ます。岬を吹き抜ける強い風を利用するために建てられた風力発電の風車も、見所の一つになっています。脇道へ入ると風車の近くまで行くことも出来ました。

四国のツーリングスポットとして有名であり、この先の三崎港には九州からのフェリーが到着するため、すれちがうバイクの数も半端じゃありません。ピースサインと会釈の連続でうれしい忙しさでした。ここで気づいたのですが、ピースサインのかわりに左手を大きく振ってくれる人がかなりいます。ひょっとしてこれが四国流の挨拶なのか?「郷に入りては郷に従え!」ということわざ通り、私もピースサインから切り替えをはかろうとしましたが、長年しみついたものはすぐに変える事が出来ず、ついつい普通のピースサインで挨拶してしまいます。早く四国流に慣れなければ・・・。

「道の駅瀬戸町農業公園」で少し休憩をとり、まだまだ続くメロディラインを思う存分堪能しました。

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佐田岬灯台へ

三崎港まで辿り着くと、いよいよメロディーラインも終わりです。ここから岬の先端を目指すには、県道256号線を使う事になります。この道はかなり道幅が狭く、車とすれ違うのにも苦労しそうな道です。当然コーナーの見通しも悪く、コーナーミラーを頼りに走ります。佐田岬灯台までの案内標識を目印に約10Km余りほど走り、やっと岬の駐車場まで到着しました。ヘルメットを脱ぐと頭上で轟音がしたので見上げてみると、航空自衛隊の戦闘機2機が真上を飛んで行きました。演習コースになっているのかな?戦闘機が飛んでるところなんて生まれて初めて見ました。

ここでも、多数のバイクが停まっていましたが、バイクの台数の割にライダーの姿が少ないのは、おそらく皆さん佐田岬灯台を目指して歩いているのでしょう。 BMW R1100GSの傍らに座っているライダーに話しを聞くと、灯台までの往復は小一時間ほどとの事でしたので、私も灯台まで歩いてみる事にしました。このGSのライダーの方は、とても旅慣れしていそうな感じのいい人でした。隣に私のと色まで同じRSが停まっていたので、一緒に走っているのかと思いきや、友達なんだけど一緒に走っているわけではなく、ここに来たらたまたまバイクが停まっていたのだそうです。「あいつ、山陰方面走るって言ってたのになぁ〜、何でこんな所にいるんだろ〜。」って不思議がっておられました。旅人恐るべし。二台とも関東方面のナンバーでした。

ジャケットを脱いでトップケースに押し込み、タオルとペットボトルを持って遊歩道へ入ります。岬までの距離は約2Km程だったでしょうか?人とすれ違うたびに「こんにちは。」と挨拶を交わしながら歩を進めます。道中のほとんどが下りで、いったん海面近くまで下り、そこから灯台までの区間が上りになっていました。という事は、帰りはほとんど登りか・・・・。

 

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正野小学校の皆さんに励まされながら佐田岬灯台まで登り切り、そこから見える見事な光景を堪能いたしました。ただ、延々と続く帰り道の上り坂が大層苦痛であったことは言うまでもありません・・・(笑)

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開明学校といにしえの町並み

灯台を後にして、再びメロディーラインを戻り、次の目的地である西予市の開明学校を目指します。途中で道を間違えて遠回りをしてしまいましたが、無事開明学校へ到着する事が出来ました。

開明学校は明治時代に建てられた学校で、和洋折衷の造りをした不思議な校舎でした。また、この開明学校へ至るまでの通りは、見事なまでに昔の町並みを残しており、とても風情あふれるものでした。

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最後の清流四万十の流れをたのしむ

開明学校を後にして、いよいよ最後の目的地「最後の清流 四万十川」を目指します。

国道56号線で宇和島まで走り、そこから国道320号線・国道381号線を経由して四万十川に合流しました。四万十川の美しい流れを眺めつつ、併走する国道441号線をゆっくりとRSを走らせました。道中の大半がすれ違いにも苦労する様な狭い道で、決して走りやすいとは言えませんが、この優雅な四万十川の流れの前ではそんな事は些細な事です。

思えば、この四国ツーリングを一日前倒ししたのも、この四万十川沿いを青空の下で走りたかったからに他ありません。四国の覇者「長宗我部元親」も愛でたであろうこの四万十の流れ、それと共にRSを走らせる事が出来るこの喜び!ところどころに現れる有名な「沈下橋」を写真におさめたり、時にはバイクで渡ったりしながら、一時間余り至福の時を過ごしました。

写真は、「岩間沈下橋」「屋内大橋」「勝間沈下橋」「高瀬沈下橋」「佐田沈下橋」です。「屋内大橋」の近くで少し話しをしたSUZUKI(車種は失念)に乗った青年がとてもさわやかな人で、GIVIのトップケース・サイドケースで固めた旅装備が印象的でした。「いい人に出会える」これも旅の楽しさですね。

また、「高瀬沈下橋」では人っ子ひとりいなかったので、ひそかに沈下橋をRSで渡ってみました。

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最後に「佐田の沈下橋」を写真におさめたのが17:00すぎ、そろそろ本日の宿へ向かう時間です。名残惜しくはありますが四万十に別れを告げ、本日の宿泊地である四万十市へ向かいました。

本日の宿泊先であるサンルート中村にチェックインを済ませ、四国ツーリング二日目の予定は全て終了しました。