「一体ここは何処やねん?!」な旅

2005年09月01日(木)走行距離175km Canon IXY DIGITAL450


今日は会社の創立記念日で仕事は休みでした。子供は新学期が始まり、嫁さんは仕事だったので、絶好の機会とばかりにツーリングに出ました。

朝から雲が低くたれこめ、晴天は期待出来そうになかったので、あまり遠くに目的地を設定せず、往復200Km圏内にある見所をまわろうと思って検討した結果、「羽渕鋳鉄橋」を見に行く事にしました。


「羽渕鋳鉄橋」は、私のツーリングレポートでも何度か紹介した「神子畑鋳鉄橋」と同じく、明治時代に神子畑鉱山から生野の精錬所への鉱石運搬路の整備に伴って架けられた五つの鋳鉄橋のうちの一つです。現存するものは「羽渕鋳鉄橋」と「神子畑鋳鉄橋」の二つだけで、いずれも日本最古の鋳鉄橋と言われています。


いきなり道を間違えました

今回は、姫路〜福崎〜生野間をつなぐ主要幹線道路をあえて外し、県道メインで走ってみる事にしました。

まずは福崎まで播但連絡道路の側道を使い、福崎から県道405号線に入って北上を開始しました。この道は車の通行がほとんどなく、道路状況は良好でした。


ところが、しばらく走ると民家がなくなり、道幅も極端に狭くなり、車一台分ぐらいの道幅しかありません。まあ、この辺りは国道でも狭くて険しい山越えが当たり前なので、県道ならこんなものだろうと思いってさらにバイクを走らせました。

相変わらず道は狭く、やっと車一台が通れる程度の道幅です。それでもひたすらバイクを走らせていると、目の前になぜかいきなり山門が現れました・・・。

 

こうなるともう認めるしかありません。

 

「・・・はい、道を間違えました(汗)」

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七種山自然公園散策

山門の手前の駐車場らしきスペースには車が1台停まっており、中からご夫婦が降りてきて話しかけてくれました。どうやらこの先にある滝を見にこられた様で、バイクなら登山口手前の鳥居の手前まで登れるという事を教えていただきました。

 

ご夫婦が山に入っていく後ろ姿を見送ったあと、この場所がどこなのかを調べるため、トップケースケースから地図を取り出そうとして気づきました・・・・・

 

「ツーリングマップルを忘れた!」

大失敗です、ツーリングマップルを忘れたとあっては、場所の確認もできません。

 

「いったい此処はどこやねん!」

駐車場に掲げられている案内地図によると、ここは七種山自然公園という場所の様です。地図にはいくつかの滝とともに、「弁慶ののこぎり岩」という興味をひかれる見所もあったため、私も登ってみる事にしました。

先ほどのご夫婦に教えられたとおり、鳥居の近くまでバイクを走らせます。途中でご夫婦に追いついたので、お互いに挨拶を交わして追い越しました。途中で「雌滝」という看板が目にはいったので、バイクを停めて写真におさめました。

そこから少し登ると、教えられた通り鳥居があったので、駐車場らしき所にバイクを停めました。看板の説明を読んでみると、一番上にある七種の滝までは約 300mとの事、日々5kmのウォーキングをこなす私にとっては、何の問題も無い距離です。過去の天滝ツーリングで苦渋をなめたあの時の俺とは違うぜ!意気揚々と鳥居をくぐって山を登っていきました。

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鳥居のすぐ後ろには、アーチ型の橋が架かっており、その奥に「虹ヶ滝」という滝が流れていました

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さらに登っていくと、今度は「八龍滝」という滝が現れました。先ほどの「虹ヶ滝」ほどの水量はありませんでした。ここで滝の姿をもう少し近くで撮ろうと思い、滝に近づいて行くと、足下に生えた苔で足を滑らせ、危うく転倒の危機におちいりました。手をつこうと思ったのですが、手にはデジカメを持っていたので、それも出来ません。咄嗟にもう一方の足をついて踏みとどまったと思うと、その足も苔で滑ってまたもや転倒寸前に!足をつくと苔で滑り、苔で滑るとまた反対の足をついて・・・の繰り返しで、まるで欽ちゃん走り状態で滝の前を「あ〜!」と大声をだしながら横断し、何とか苔のないところで踏みとどまり、転倒を免れました。
「こんな山奥で、俺は何をしとるんや・・・?」

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何とか無傷で「八龍滝」をあとにして、さらに山を登ります。このあたりまで来るとかなり足場も悪く、足下もかなり踏ん張らねばならず、とても疲れます。もう体中汗びっしょりです。心臓の鼓動もかなり激しく、どこかで太鼓が鳴ってるのか?と思うほどでした。

それでも頑張って登っていき、「七種の滝」まで辿り着きました。滝を真下から写真におさめ、「七種神社」へと続く石段を登り、「七種の滝」を横から眺めました。残念ながら水量はさほどではありませんでしたが、兵庫登山会のお言葉がなかなか味わい深いものでした。

神社に設けられたベンチに座り、汗が引くのを待っていましたが、なかなか汗もひかず、それどころか少し貧血気味で、目の前が真っ白になるところでした。最終回の矢吹ジョーのごとく、もう少しで燃え尽きるところでした。

ただ、山門も同様でしたが、この「七種神社」の拝殿も落書きがひどく、それが少し残念でした。でもなんで「東芝」なんでしょう?

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さらに、滝の上まで登れそうな感じでしたが、途中からほとんど道と言えず、ロープを伝って登らなければならないほど足場が悪かったので、ライディングブーツでの登山は危険だと判断し、上を目指すのはやめて下山する事にしました。

途中で先ほどの夫婦とすれ違いましたが、水量が少ない事を残念がっておられました。

再びバイクに乗り、鳥居から山門までの間をゆっくり走ってみましたが、一番楽しみにしていた「弁慶ののこぎり岩」は見つかりませんでした。なんでかな?


羽渕鋳鉄橋

山門を抜け、来た道をそのまま引き返します。RIDを見ると時刻は午前11:00です。かなり疲れたので、このまま帰ろうと思ってバイクを走らせていると、割合大きめの交差点があり、交差した方の道路はかなり立派な道でした。恐らくこの道こそが、本来走るべき道だったのでしょう。

先ほどまでは帰る気満々だったのですが、気が付くと交差点を左折して北を目指していました。

結果からいうと、この道も間違いだったのですが、道なりに走っていくと国道312号線に合流したので、おとなしく国道312号線を使って北上し、先日タンデムで訪れた生野銀山を通り過ぎ、朝来市に入って「羽渕鋳鉄橋」へ辿りつきました。

「羽渕鋳鉄橋」は冒頭にも述べたように、「神子畑鋳鉄橋」と同時期に造られた日本最古の鋳鉄橋です。この朝来市の山奥にある神子畑選鉱所や明延鉱山、そして生野銀山が栄えていた頃の象徴とも言える橋です。

「神子畑鋳鉄橋」が一連のアーチであるのに対して、この「羽渕鋳鉄橋」は二連のアーチであるため、「羽渕の眼鏡橋」という愛称で呼ばれていたそうです。一度解体され、この国道312号線沿いの公園内で、綺麗に保存されていました。

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神子畑鋳鉄橋

羽渕鋳鉄橋を見たので、神子畑まで走り、久しぶりに神子畑(みこばた)鋳鉄橋もセットで見ておきました

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松か井の水

「道の駅あさご」で少し休憩をとったあと、国道312号線を南下し、神崎町から県道8号線へ合流し、松か井の水を汲みにいきました。県道8号線を東に走り、高坂トンネルを越えたところにある「新松か井の水公園」で、湧き水を汲んでから帰路につきました。

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あとがき

今日は軽いツーリングにとどめようと思っていましたが、道を間違えた事により思わぬ展開が待っていました。これもツーリングの醍醐味のひとつですね。