プチ・イージーライダーな旅5

2005年11月05日()走行距離320km Canon IXY DIGITAL450


9月にひきつづき、会社の同僚のハーレー乗りとともにツーリングに出ました。この「プチ・イージーライダーな旅」シリーズも今回で5回目となります。過去 4回のツーリングで、姫路を起点として播州地方を脱出する主要国道はほぼ制覇したので、今回はただ一つ残された未制覇路である国道372号線を走る事にしました。

この国道372号線は、姫路〜亀岡を結ぶ快走路で、途中の丹波篠山あたりでは「デカンショ街道」という名前がつけられています。亀岡から国道9号線へ合流するとそのまま京都市内へ入る事が出来るので、今回は京都を目指して走る事にしました。

せっかく京都まで行くのなら、有名な周山街道(国道162号線)も走ってみたいので、それらを加味しながら綿密かつ周到なツーリングプランを計画しました。ただ、日没の時間が早くなっているため、今回ばかりは「明るいうちに家に帰る。」というモットーは守れそうにありません。


ツーリング開始

近くのセルフスタンドで燃料の補給とタイヤの空気圧のチェックを済ませ、姫路バイパスを使って集合場所の姫路サービスエリアに到着したのは午前8:15、メンバーのウメちゃんとミキオ君は既に到着していました。

いつも通り休憩室で珈琲を飲みながら、ツーリングマップルを使って本日のルートを確認し、お決まりのスタート写真を撮ってからツーリングを開始しました。


トラブル発生

姫路サービスエリアを後にして、姫路バイパスを使って姫路東ICまで走り、国道312号線を経由して早々に国道372号線へ合流します。姫路を出て社町に至るまでの区間は割合交通量が多く、快適な走りを楽しむというよりは、単純な移動作業に終始しました。それでも目の前に広がる青空と、チラホラと紅葉しかけた山林との調和が美しく、ツーリング気分を盛りあげてくれました。

本来なら、社町を越えたあたりから交通量は少なくなり、かなり走りやすくなるのですが、今日は前方をトラックに遮られたので、車の流れに乗りながら移り変わる景色の変化を楽しんでいました。状況は「デカンショ街道」に入ってからも変りませんでした。走行距離もスタートから80?を越えたので、コンビニで少し休憩する事にしました。

コンビニでトイレ&珈琲休憩をしている間に、ウメちゃんのハーレーのマイナートラブルが発覚!サドルバッグの固定ヒモが切れてしまい、宙ぶらりん状態になっていました。さてどうしたものか?と思っていたら、さすがに彼はトラブル対応の達人!バッグの中からインシュロックを取り出し、あっさりとバッグの固定をやってのけました。さすがはウメちゃん、モンキー時代から培ったトラブル対応の腕は衰えちゃいないぜ!

(そんなに大げさなものでもないが・・・)

 

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デカンショ街道で京都を目指す

再び国道372号線を東へ走ります。私もこれから先の区間は走った事がないので、どの様な景色が待ち受けているのか楽しみです。私が使っているツーリングマップル(2003年関西版)によると、この先に険しい天引峠が待ち受けているはずだったのですが、立派なトンネルが整備されていてあっさりと峠越えを終えました。

さらに走ると、山間部に入り急に道幅が狭くなりました。道路脇には「湯の花温泉」という看板が立っており、まもなく温泉街独特の香りとともに小さな温泉街があらわれました、山間部にひっそりと存在する隠れ家的な温泉街でした。外湯があればいつか入りに来てみたいところですね。

「湯の花温泉」を越えると、かるい山越え区間に入るのですが、そこでは何と綺麗な大型バイクが道ばたに転がってました。ここを攻めていて転倒したのかな?ちょっとビックリですね。

山越えを終えると視界は一気に広がり、豊かな田園風景の中を走って行きます。前方を遮る車もなく、後方から追走する車もなく、国道9号線に合流するまでの間は快適なツーリング気分を味わえました。


おそるべし国道9号線

国道9号線に合流すると間もなく、渋滞が発生していました。まだ京都市内にも入っていないのに・・・。「すり抜けをしない。」というのが「プチ・イージーライダーな旅」の鉄則なので、じっと我慢のノロノロ運転を続けました。

店舗が集まる地域を抜けると流れも回復し、そのまま山越えをして京都市内へ入りました。山越えの際に見える京都の町並みが綺麗でした。京都市内へ入ると車線が一気に広がりましたが、それでも渋滞は発生していました。ここでもノロノロ運転を続け、府道29号線への交差点を目指しました。結構な時間のロスになりそうです。

ようやく府道29号線へ合流する交差点まで辿り着きましたが、府道29号線も同じく渋滞していました。渡月橋まで直接アクセス出来る道なので、当然といえば当然ですね。ノロノロ運転だと風があたらないた、ウェアの下は少し汗ばんできました。さらに悪い事に、RSの油温計を見るとレッドゾーンに近づきつつありました。これはヤバイ!ヘタをするとオーバーヒートしてしまうかも・・・。

前方を確認すると、松尾大社交差点から先は一方通行規制となっており、松尾橋を渡る方向へ誘導されていました。「マジかよ・・・!」油温計を見るとそろそろヤバそうです。最悪の場合は掟を破り、すり抜け走行でエンジンを冷やすしかないか・・・・。と考えながら一方通行規制地点まで来ると「二輪車を除く」という文字が!「おお〜!何てありがたい。」ガードマンのオッチャンに手で合図してから一方通行区間に進入し、渡月橋へ向かいました。油温計もみるみるうちに温度が下がり一安心です。

その後は苦もなく渡月橋へたどり着きました。到着時刻は12:30。私の完璧な計画を30分も遅延させるとは「恐るべし国道9号線」


嵐山

渡月橋は驚くほど多くの人であふれていました。渡月橋をバイクで渡り、バイクを停められそうな場所を物色していましたが、人が多くて分かりづらい。土産物屋の駐車場らしき所に停めようと思いましたが、警備員のオッサンが手で×マークを描き遮ります。二輪車はお断りって事かよ・・・。(満車だった様です。)

反対車線の河原沿いには数台のバイクが縦列駐車していましたが、ここで衆目の中Uターンをする根性はありません。少し先の土産物屋さんの駐車場にはバイクが停めてあったので、そこへ入る事にしました。するとオニーちゃんが近づいてきて「1台¥200-です。」の声が・・・。有料駐車場だったのね。でも停める場所を探した徘徊するよりマシなので、ここにバイクを停めて嵐山界隈を物色する事にしました。

バイクを停めた駐車場沿いに建ち並ぶ土産物屋さんの中に、梅宮辰夫さんのお店があったので、ちょっとだけ中を物色してみました。そのあと渋滞で暑くなった身体をクールダウンさせるために、近くのソフトクリームショップで京都らしく抹茶アイスを食しました。

渡月橋から見る嵐山は、所々色づきつつありましたが、紅葉には少し早かった様です。本格的な紅葉シーズンになると、この山が真っ赤に染まるのかな?そうなればかなり美しい景色が堪能できそうですね。

その後はオルゴール堂や美空ひばり記念館を外から眺めたりして、嵐山の観光気分を味わいました。それにしてもさすがは古都の観光スポットだけあり、メチャクチャ多くの人がいました。

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周山街道

嵐山をあとにして、周山街道へ合流すべく走ります。抜け道として目をつけていたのは、後宇多天皇陵の麓を抜けて周山街道を目指すルートです。大覚寺門前交差点を北へ曲がり、大覚寺の西側を抜けるところまでは順調だったのですが、どこかで道をまちがえた様で、ぐるりと一周して広沢池に出てきてしまいました。結局そのまま府道29号線を使って福王子交差点まで走り、周山街道に合流する事にしました。

また、福王子交差点で案内看板を見ていると、直進すると金閣寺へ行ける様です。後で地図を見てみると、この先には仁和寺・龍安寺・金閣寺など有名なお寺が並んでいました。さすがは京都、まるで世界文化遺産のデパートですね。

周山街道は、私の稚拙な文章で紹介するのはおこがましいほど素晴らしい道でした。左右に迫る山肌に生い茂った木々は所々色づき始め、赤・黄・緑の三色の色彩で風景に彩りを添えていました。また、渓谷の風景あり、趣のある建物あり、さらにそれらを縫う様に風景にとけ込んでいく道路がまた素晴らしく、噂に違わぬ絶景快走路でした。

トンネルの出口付近にネズミ取りが多いと聞いていたので、警戒しながら走っていると、はからずも反対車線でネズミ取りの準備をしている光景に遭遇しました。ああ恐ろしや・・・!

どのくらい走ったでしょうか、峠越えの際に車を停められるスペースがあったので、そこで少し休憩をとりました。

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カモノセキャビン

峠越えを終えた後は、ほぼ我々三台だけの単走状態で前後に車は見あたりません。それでも勝手をしらないので、ヘタなところでネズミ取りに捕まっては叶いません。時速60kmの定速走行で、京阪神のライダーが集うという「カモノセキャビン」を目指しました。ここまで来る道中でも、反対車線をすれ違っていくバイクの数が半端じゃないほど多い、本当に有名なツーリングコースなんですね。

思いっきり周山街道の走りを満喫したところで、ようやく「カモノセキャビン」に到着しました。駐車場には、何台かのバイクが停まっており、本当に京阪神のライダーが集うスポットの様です。

今日の食事はここで名物のカレーセットを食べると決めていたので、私とミキオ君は普通サイズ、ウメちゃんは大盛りを注文しました。大盛りは写真の通り凄い量でした。味の方もメチャクチャ美味しかったです。

中で食事をしている間や、帰る準備をしている間にも、続々とライダーが集まって来ていました。

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帰り道

帰りは、府道78号線→府道19号線→府道54号線を乗り継いで、国道378号線へ戻るルートを走りました。この区間も全域にわたって非常に走りやすく、延々と続く快走路を思う存分気持ち良く走る事が出来ました。途中で大蛇が道路を横断するという面白いアクシデントもあったりして、非常に楽しい走りの時間を過ごしました。

国道372号線に戻ってからは、丹南篠山口から高速を利用するつもりでしたが、県道77号線への分岐を曲がり損ねたため、滝野社まで走ってから中国自動車道→播但有料道路経由で姫路まで戻る事にしました。高速へ上がる頃には日も暮れ、RS購入後約2年半にして初の夜間走行を経験しました。

最後に播但有料道路の豊富PAで最後の休憩をとり、花田料金所を抜けて姫路バイパスへ合流し、それぞれ流れ解散となりました。家に辿り着いたのは18:30で、今回も見事予定通りでした。

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あとがき

今回のツーリングは、「プチ・イージーライダーな旅」メンバーで国道372号線を走るのが最大の目的で、それに周山街道の走りも加えたため、かなり欲張りなルート設定になりました。そのため、京都の見所としては、嵐山を見物したのみに終わりました。

今回のツーリングでは思いっきり走りを堪能出来たので、次回京都を訪れる時は、観光をメインにしてゆっくりと回ってみたいと思います。