ヴォーリズ建築と和の融合を愉しむ美味しい旅!

2011年04月02日(金)

車両:Speed P8

走行距離:不明

カメラ:NikonD7000

我が愛車のシエンタ君が記念すべき走行距離77,777Kmを記録しましたので、そのご褒美として、この前のツーリングで利用した「いしぐれ峠」を通って滋賀県までドライブし、近江八幡の街でポタリングを楽しむ事にしました。

・・・って、結局主役は自転車じゃん・・・(笑)

 

近江商人発祥の地として知られる近江八幡は、和の香りが漂う古い町並みが点在する情緒がある街なのですが、大正〜昭和初期に数多くの洋風建築を手がけた建築家ヴォーリズが本拠とした地でもあるため、貴重なヴォーリズ建築が数多く残るヴォーリズ建築の聖地としても有名です。

 

ツーリングで古い町並みや洋風建築を巡る事が多い私にとっては、一度で二度楽しめる美味しい街なのです。

謎のエラー

近江八幡までは、いしぐれトンネルを利用すると、国道421号線をほぼ道なりに走り続けるだけだったので、車のナビゲーションの世話になる事もなく、簡単に現地へ辿り着く事ができました。

 

案内看板のおかげで苦労する事もなく観光駐車場(500円)も見つかったので、早速ポタリングをスタートさせようと思ってシエンタのハッチからSPEED P8を取り出すと、サイクルコンピュータが「Unlt」という見慣れない文字を表示していきました・・・。何度か押してみたものの表示に変化がなかったので、本日のポタリングの走行データ記録はあきらめて、ポタリングをスタートさせました。前日に自転車のチェックをしておくべきでしたよ・・・(汗)

 

(後日説明書で調べると、計測単位の設定画面だったみたいでした。)

ヴォーリズ建築探訪

駐車場でもらった観光マップを頼りにまず最初に訪れたのは、近江兄弟社の創立者であり、優れた建築設計家でもあったヴォーリズさんの自宅「ヴォーリズ記念館」です。建物の中を見学するには事前の予約が必要だったので、外観を眺めたのみでしたが、木造の外壁に白い窓枠、それに赤い瓦屋根と特徴的な煙突がとても良くマッチした素晴らしい建物でした。

次に訪れたのは、大正時代のヴォーリズ建築が残る「池田町洋館街」です。ここでは、ヴォーリズとともに近江兄弟社を創立した吉田悦蔵邸や・・・

 

早稲田大学の教師だったウォーターハウス氏の邸宅・・・

それに、近江兄弟社の社員用二世帯住宅として建てられたダブルハウスなどが現存していました。資料によると、ヴォーリズ氏最初の邸宅もここにあったそうなのですが、残念ながら残っていませんでした。

旧八幡郵便局とアンドリュース記念館

「ヴォーリズ記念館」と「池田町洋館街」のあいだには、「旧八幡郵便局」や「アンドリュース記念館」など、ヴォーリズが手がけた公共施設などが点在していました。

 

「旧八幡郵便局」は、玄関部分のアーチがとっても特徴的で、窓枠のダブルアーチとともに曲線美がとっても美しい建物でした。現在は、郵便局としての機能はありませんが、ヴォーリズ建築の保存活動団体「一粒の会」の活動拠点として使用されているそうです。

 

「アンドリュース記念館」は、ヴォーリズ建築の第一作目「近江八幡YMCA会館」につづく二代目の会館として、初代会館のイメージを継承して建てられたもので、初期のヴォーリズ建築の面影を残した貴重な存在です。

白雲館と近江八幡市立八幡小学校

この近江八幡には、ヴォーリズ建築以外にも、近江商人の寄付により明治10年に造られた八幡東学校(現:白雲館=観光案内所)や、白亜の美しさが目を引く近江八幡市立八幡小学校の旧校舎なども残っていました。

 

そして、この近江八幡市の発展に大いに貢献した近江兄弟社の前には、同市の第一号名誉市民となってヴォーリズさんの銅像が建てられていました。この事からも、ヴォーリズさんが近江八幡の人々から広く親しまれていたことがよく分かりますね。

日牟禮神社

洋風建築は充分堪能したので、後半は近江八幡の和の部分を探訪してみたいと思い、千年以上の歴史を誇るという近江八幡の総社である日牟禮(ひむれ)八幡宮へ立ち寄ってみました。

 

本当は、さらりと社殿を撮影して立ち去るつもりだったのですが、神社のおみくじ・お守り売り場(正式名は何て言うのかな?)の人々の視線が痛かったので、正式に参拝してから神社をあとにしました・・・(笑)

和の町並みを探訪

日牟禮八幡宮を見物したあとは、現在は資料館として活用されている旧伴家住宅を見物し、さらに、新町通りや永原町通りに残る古い町並みを見物してまわりました。

 

良い雰囲気を醸し出しているお店がいくつかあったので、立ち寄ってみても良かったかな〜。

八幡堀でひとやすみ

和洋色とりどりの町並みを充分堪能したので、八幡堀ののどかな風景を眺めながら一息入れ。近くにあったお食事処で、近江牛を使った「赤の他人丼」を美味しくいただきました。

 

アンデケン

近江八幡の町並みを堪能し、近江牛に舌鼓をうって充分満足感を得られたので、ここでポタリングを終えても良かったのですが、ポタリングの最後は是非とも美味しいおやつで締めくくりたいと思い、SPEED P8の機動力を活かして近江八幡駅前まで走り、ご当地の老舗ケーキ屋さん「アンデケン」を訪れてみました。

 

このお店はチーズケーキがとても有名らしいのですが、私はチーズケーキが大の苦手なので、ガトーショコラをチョイスして珈琲とともに美味しく頂きました。

町並み・お食事・おやつと三拍子揃ったところで、本日のポタリングを見事に締め、再びシエンタ君とともに「いしぐれトンネル」を通って四日市までかえってきました。

あとがき

和の雰囲気が漂う古い町並みや、明治〜大正期及び昭和初期に造られた洋風建築の瀟洒な造りを好む私にとって、近江八幡という街はかなり以前からツーリングで訪れてみたいと思い続けていた場所でした。

 

実際に訪れてみてもその期待は裏切られる事はなく、数々のヴォーリズ建築によって彩られた洋の華やかさと、昔ながらの和の町並みが醸し出す質朴さが見事に調和した素晴らしい街でした。

 

食も含めて充分満足できたポタリングでしたが、今回のポタリングで見落としていたヴォーリズ建築がいくつかあった事に気づいたので、いつかまた別の相棒とともにツーリングで再訪したいと思います。